インターンシップは、学生との早期接点を築き、母集団形成につなげる重要な採用施策です。しかし、インターンシップを実施しても「応募が集まらない」「ターゲット学生に情報が届かない」といった課題を抱える企業は少なくありません。効果的に集客するためには、自社に合った集客チャネルを選び、学生に魅力が伝わる情報発信を行うことが重要です。
本記事では、インターンシップを取り巻く最新動向や集客でよくある課題を整理したうえで、母集団形成のポイントや効果的な集客方法を解説します。また、マイナビやOfferBoxなどの代表的な集客サービス9選について、それぞれの特徴や向いている企業も紹介します。インターンシップの応募数を増やしたい人事・採用担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
インターンシップの動向
インターンシップは近年、学生と早期に接点を持つための重要な採用施策として活用が広がっています。特に25卒からは、一定の条件を満たしたインターンシップで取得した学生情報を採用活動に活用できるようになり、採用直結型インターンシップへの関心が高まっています。こうした変化を受け、本選考を見据えて早い段階から母集団形成に取り組む企業が増えています。
主な動向は、以下の通りです。
- 企業側では、早期接触や選考前の関係構築を目的にインターンシップを実施する動きが強まっている
- 学生側では、業界理解や職種理解、自己分析、本選考を有利に進めることを目的に参加する傾向がある
こうした変化を踏まえ、企業には学生の参加目的に合わせたプログラムを設計するとともに、効果的な集客方法を取り入れることが求められています。
出典:厚生労働省「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方(改正)」
企業側の参加動向
近年、インターンシップを実施する企業は年々増加しており、新卒採用における重要な母集団形成の手段として定着しています。株式会社マイナビの「2025年卒企業新卒採用活動調査」によると、25年卒向けにインターンシップ(仕事体験を含む)を実施した企業は61.3%となり、過去最高の水準となりました。この背景には、25年卒から一定条件を満たす採用直結型インターンシップが解禁され、インターンシップで得た学生情報を採用活動へ活用できるようになったことが挙げられます。
実施期間は1日程度、または2~3日程度の短期インターンシップが中心となっています。企業側にとって運営負担を抑えやすく、学生にとっても学業と両立しやすいため、多くの企業で採用されています。
一方で、1週間程度のプログラムを実施する企業も見られますが、1か月以上の長期インターンシップを実施している企業は多くありません。長期インターンシップは実践的な業務経験を提供できる反面、学生との日程調整や受け入れ体制の整備が必要となるため、導入する企業は限られています。
こうした状況から、多くの企業では短期インターンシップで幅広い学生との接点を作り、採用直結型インターンシップや早期選考へつなげる流れが一般的になっています。インターンシップは企業理解を深めてもらう場であると同時に、学生との接点を早期に築く重要な採用施策として位置づけられています。
出典:2025年卒企業新卒採用活動調査(マイナビ)
学生の参加目的
学生がインターンシップに参加する目的は、短期と長期で異なります。参加目的を踏まえてプログラムを設計することで、ターゲット学生にとって魅力的な内容を企画しやすくなります。そのため、企業は自社が実施するインターンシップの目的に応じて、学生のニーズに合った内容を企画することが求められます。
| 種類 | 主な参加目的 |
| 短期インターンシップ | 業界・企業・職種への理解を深める、自己分析を進める、本選考に向けた情報収集を行う |
| 長期インターンシップ | 実務経験を積む、スキルを身に付ける、自己成長やキャリア形成につなげる |
短期インターンシップには、「自分に合う業界や職種を知りたい」「企業の雰囲気を知りたい」といった目的で参加する学生が多く見られます。また、採用直結型インターンシップの普及により、本選考を有利に進めることを目的とする学生も増えています。そのため、業務体験や社員との交流を通じて、企業理解を深められる内容が求められます。
一方、長期インターンシップには、実際の業務を経験しながらスキルを身に付け、将来のキャリア形成につなげたい学生が参加する傾向があります。就職活動だけでなく、自身の成長や実践経験を重視して参加する学生が多い点も特徴です。学生の参加目的を踏まえてプログラムを設計することで、集客や満足度の向上につながります。
インターンシップの集客課題
インターンシップを実施する企業が増える一方で、思うように学生を集められず、母集団形成に課題を抱える企業も少なくありません。集客を成功させるには、まず応募が集まらない原因を把握し、その原因に応じた対策を講じることが重要です。代表的な課題は次の3つです。
- ターゲット学生へのリーチ不足:自社に適した学生へ情報が届かず、応募につながっていない
- 企業の魅力発信力不足:インターンシップの内容や参加するメリットが十分に伝わっていない
- 参加ハードルの高さ:開催日程や応募条件などが学生にとって負担となり、参加をためらわれている
これらの課題は、1つだけではなく複数が重なって応募が集まりにくくなっている場合もあります。本章では、それぞれの課題が生じる理由と、改善に向けた具体的なポイントを解説します。
ターゲット学生へのリーチ不足
インターンシップの集客が伸び悩む大きな要因の1つが、情報がターゲット学生に十分届いていないことです。情報発信を自社の採用サイトや1つの求人媒体だけに依存している場合、企業の認知度が高くない限り、多くの学生に届けることは容易ではありません。近年は学生の情報収集の手段が多様化しており、求人サイトだけでなく、SNSやスカウトサービス、大学のキャリアセンターなど、複数のチャネルを使い分ける傾向があります。
実際に学生がインターンシップに関する情報を得る手段は求人サイトだけではありません。約7割の学生がSNSを活用して情報収集を行っているという調査結果もあり、1つの媒体だけに依存すると、本来接点を持てる学生へ十分にアプローチできない可能性があります。
ターゲット学生へのリーチを広げるためには、求人サイトに加えて、SNSやダイレクトリクルーティング、イベント、大学との連携など、複数の集客チャネルを組み合わせることが重要です。それぞれの特性を活かして情報を発信することで、より多くの学生へアプローチしやすくなります。
企業の魅力発信力不足
ターゲット学生に情報が届いても、インターンシップの魅力が十分に伝わらなければ応募にはつながりません。特に募集要項の情報量が少なく、プログラム内容や参加するメリットが曖昧な場合、学生は「どのような経験ができるのか」「参加する価値があるのか」を判断できず、応募を見送ってしまうことがあります。
学生はインターンシップを通じて業界理解や企業理解を深めたいと考えているため、実施内容や得られるスキル、体験できる業務、社員との交流機会などを具体的に示すことが重要です。また、タイムスケジュールや当日の流れを明記することで、参加後のイメージを持ちやすくなります。
さらに、学生は学業との両立も重視しています。開催日程や所要時間、オンライン参加の可否などを分かりやすく伝えることで、参加への心理的なハードルを下げられます。プログラムの内容だけでなく、参加しやすさまで含めて情報を発信することが、応募数の増加につながります。
なお、企業の魅力を伝える採用広報の戦略設計や成功のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
採用広報とは?戦略の設計や成功させるためのポイントなど徹底解説
参加ハードルの高さ
インターンシップの内容に興味を持った学生であっても、参加へのハードルが高いと応募をためらってしまうことがあります。こうした参加へのハードルは、「心理的ハードル」と「物理的ハードル」の2つに分けられます。
心理的ハードルとは、「応募条件が厳しそう」「選考の難易度が高そう」「自分には合わないかもしれない」といった不安から、応募をためらってしまう状態です。募集要項を分かりやすく記載したり、インターンシップの目的や参加メリットを具体的に伝えたりすることで、不安を軽減しやすくなります。
一方、物理的ハードルには、開催日程や時間、開催場所などの制約があります。学業やアルバイトとの両立を考える学生は多いため、複数日程を用意する、半日・1日開催を取り入れる、オンライン参加を可能にするなど、参加しやすい形式で実施することが効果的です。学生が参加しやすい環境を整えることで、応募者数の増加や母集団形成につながりやすくなります。
インターンシップの集客方法
インターンシップの集客では、単に応募者数を増やすだけでなく、自社に合う学生と効率よく接点を持つこと、そのためのインターンシップ募集方法を選ぶことが重要です。母集団形成を成功させるために、次の2つのポイントを意識しましょう。
- 母集団形成のポイント:求める人物像を明確にし、ターゲット学生に合わせた集客を行う
- 効果的な集客チャネル:求人サイト、スカウトサービス、イベント、SNSなどを組み合わせ、多面的に情報を発信する
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
母集団形成のポイント
インターンシップを活用した母集団形成を成功させるためには、単に応募者数を増やすのではなく、自社が求める学生と効率よく接点を持てる仕組みを設計することが重要です。そのためには、「認知拡大」「応募獲得」「接点創出」の3段階で集客を考えると施策を整理しやすくなります。
まず、認知拡大においては、自社の存在やインターンシップの情報をターゲット学生へ届けることが目的です。求人サイトやSNS、大学のキャリアセンターなどを活用し、幅広い学生へ情報を発信します。その際は、どのような学生を採用したいのかを明確にし、ターゲットに合った媒体を選ぶことが重要です。
次に、応募獲得では、インターンシップの内容や参加するメリットを具体的に伝え、応募につなげます。プログラム内容や得られる経験、自社ならではの魅力を整理し、学生にとっての参加価値が伝わる情報発信を心がけましょう。
最後に、接点創出では、インターンシップやイベント、カジュアル面談などを通じて学生とのコミュニケーションを深め、本選考につながる関係を築きます。ターゲット設定と自社の魅力を事前に整理したうえで、各段階に適した施策を組み合わせることが質の高い母集団形成につながります。
母集団形成の具体的な手法や進め方については、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
母集団形成とは?手法や手順、採用の質を高めるポイントと注意点を解説
効果的な集客チャネル
インターンシップの集客では、1つの手法だけに依存せず、複数のチャネルを組み合わせることが重要です。それぞれの集客チャネルによってリーチできる学生層や強みが異なるため、自社の採用ターゲットや目的に応じて使い分けることで母集団形成の効果を高められます。
| 集客チャネル | 特徴 |
| 求人サイト | 多くの学生へ幅広く情報を届けられ、認知拡大に適している |
| SNS | 日常的に利用する学生へ情報発信でき、企業の雰囲気や魅力を伝えやすい |
| リファラル | 社員や内定者から学生を紹介してもらい、ミスマッチを抑えやすい |
| スカウト | 企業側からターゲット学生へ直接アプローチできる |
| キャリアセンター | 大学経由で学生へ情報を届けられ、特定大学へのアプローチに適している |
| オウンドメディア | 採用サイトやブログで自社の魅力を継続的に発信し、理解を深めてもらいやすい |
たとえば、求人サイトで認知を広げ、SNSやオウンドメディアで企業理解を促進し、スカウトやリファラルでターゲット学生へ個別にアプローチする、といった組み合わせが効果的です。また、特定の大学を重点的に採用したい場合は、キャリアセンターとの連携も有効な手段となります。
それぞれのチャネルには強みと役割があるため、自社の採用目標やターゲット学生に合わせて組み合わせることで効率的な母集団形成につながります。
集客成功企業事例
企業の規模や知名度によって、インターンシップの最適な集客方法は異なります。ここでは、地方企業・ベンチャー企業・成長企業を例に、課題・打ち手・成果を紹介します。
| 企業 | 課題 | 打ち手 | 成果 |
| 地方企業 | 認知度が低く、応募数が集まらない | 求人サイトに加え、大学やキャリアセンターとの連携を強化 | 地域の学生との接点が増え、応募数の拡大につながった |
| ベンチャー企業 | 大手企業との競合により認知不足 | SNSやオウンドメディアで企業文化や社員の働き方を継続的に発信 | 企業理念に共感する学生からの応募が増加し、ミスマッチの減少につながった |
| 成長企業 | ターゲット学生へ効率的にアプローチできない | ダイレクトリクルーティングやスカウトサービスを活用 | 自社に合った学生との接点が増え、質の高い母集団形成を実現した |
このように、インターンシップ集客では1つの手法に依存せず、自社の課題に合わせて複数のチャネルを組み合わせることが重要です。自社の認知度や採用ターゲットを踏まえながら適切な施策を選択することで、インターンシップの集客効果を高めやすくなります。
インターンシップ集客サービス9選
インターンシップの集客サービスにはさまざまな種類があり、それぞれ特徴や得意とする集客方法が異なるため、自社の採用課題やターゲット学生に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。サービスは、主に次の4つに分類できます。
- 掲載型:求人サイトへ募集情報を掲載し、幅広い学生へ認知を広げたい企業向け
- スカウト型:企業側からターゲット学生へ直接アプローチしたい企業向け
- 送客型:自社に合う学生との接点を効率よく増やしたい企業向け
- イベント型:学生と直接コミュニケーションを取り、自社の魅力を伝えたい企業向け
本章では、それぞれのサービスの特徴や活用方法を詳しく紹介します。
掲載型サービス(1)マイナビ
マイナビは、新卒採用において高い知名度を持つ掲載型サービスです。インターンシップ情報も掲載でき、多くの学生へ幅広くアプローチできることから、認知拡大や母集団形成に活用されています。登録学生数が多く、企業規模を問わず利用されているため、幅広い学生に情報を届けやすい点が特徴です。料金は掲載課金型が基本で、掲載内容やオプションによって費用が異なります。
一方で、多数の企業が掲載しているため、情報が他社に埋もれやすい点には注意が必要です。そのため、プログラム内容や参加メリットを具体的に伝えるほか、写真や動画を活用して企業の魅力を分かりやすく発信することが重要です。また、募集開始時期を早めたり、検索されやすいキーワードを意識したりすることで学生の目に留まりやすくなります。
認知度を高めたい企業や、幅広い学生へ効率よく情報を届けたい企業に適したサービスですが、効果を高めるためにはSNSやスカウトサービスなど、他の集客チャネルと組み合わせて活用することが望ましいです。
掲載型サービス(2)リクナビ
リクナビは、新卒採用で広く利用されている掲載型サービスの一つで、インターンシップの募集にも活用できます。登録学生数が多く、全国の学生へ幅広く情報を届けられるため、認知拡大や母集団形成を目的とする企業に適しています。料金体系は掲載課金型が基本で、掲載プランやオプションの内容によって費用が異なります。
マイナビと同様に、多くの学生へアプローチできる点が大きな強みですが、リクナビは企業研究や仕事理解を重視する学生にも利用されており、企業情報やインターンシップの内容を充実させることで興味・関心の高い学生からの応募につながりやすい点が特徴です。一方で、多くの企業が掲載しているため、募集情報だけでは他社との差別化が難しい場合もあります。
そのため、プログラム内容や得られる経験、社員との交流機会などを具体的に伝え、自社ならではの魅力を分かりやすく発信することが重要です。幅広い学生へ情報を届けたい企業はもちろん、企業理解を深めたうえで応募してほしい企業にも適したサービスです。
スカウト型サービス(3)OfferBox
OfferBoxは、企業が学生へ直接アプローチできるスカウト型の新卒採用サービスです。学生が登録したプロフィールや自己PR、適性検査の結果などをもとに自社に合った学生へスカウトを送れるため、効率的な母集団形成につながります。登録学生数も多く、幅広い学生層へアプローチできることから、多くの企業に利用されています。料金体系は定額制を基本としており、利用プランによって送信可能なスカウト数や利用できる機能が異なります。
OfferBoxの特徴は、学生プロフィールが充実している点です。自己PRやガクチカだけでなく、適性検査の結果や価値観なども確認できるため、スキルや経験だけでなく、自社との相性まで踏まえてアプローチしやすくなっています。そのため、応募を待つだけでは出会えない学生とも接点を持つことが可能です。
認知度だけでは学生を集めにくい企業や、自社に合う学生へ効率よくアプローチしたい企業に適したサービスです。プロフィール情報を活用しながら一人ひとりに合わせたスカウトを送ることで、マッチング精度の向上も期待できます。
スカウト型サービス(4)dodaキャンパス
dodaキャンパスは、企業が学生へ直接スカウトを送れる新卒向けのダイレクトリクルーティングサービスです。多くの学生が登録しており、プロフィールや自己PRをもとに自社が求める人物像に合った学生へ効率的にアプローチできます。料金体系は定額制が基本で、契約プランによって利用できる機能やスカウト可能人数が異なります。
dodaキャンパスの大きな特徴は、ベネッセグループが持つ教育分野の知見を活かしたサービス設計です。学生のプロフィールに加え、適性や学びに関する情報も参考にしながらアプローチできるため、スキルや経験だけでなく、価値観や成長可能性も踏まえたマッチングを行いやすくなっています。また、低学年向けのオファー機能もあり、早い段階から学生との接点を築ける点も強みです。
知名度に左右されずターゲット学生へ直接アプローチしたい企業や、中長期的な母集団形成を進めたい企業に適したサービスです。学生一人ひとりの情報を活用しながら、自社との相性を重視した採用活動を行いたい場合に有効です。
送客型サービス(5)Wantedly
Wantedlyは、企業理念やビジョンへの「共感」を軸とした採用サービスです。求人情報だけでなく、企業のストーリーや社員インタビューなども発信できるため、自社の価値観や文化に共感した学生と出会いやすい点が特徴です。登録学生も多く、特に成長意欲の高い学生や長期インターンシップを希望する学生が多く利用しています。料金体系は月額利用型が基本で、成功報酬が発生しないプランが採用されている点も特徴です。
Wantedlyの強みは、条件だけでなく企業の理念やカルチャーに共感した学生とのマッチングを重視していることです。そのため、認知度では大手企業に及ばない企業でも、自社ならではの魅力を発信することで応募につながりやすくなります。また、長期インターンシップの募集にも適しており、キャリア形成や自己成長を重視する学生へアプローチしやすい点もメリットです。
企業文化や働く環境を重視した採用を行いたい企業や、長期インターンシップを通じて将来の採用につなげたい企業に適したサービスです。
送客型サービス(6)JEEK
JEEKは、長期インターンシップに特化した求人・採用サービスです。成長意欲の高い学生が多く登録しており、営業やマーケティング、エンジニアなど、実践的な業務を経験したい学生とのマッチングに強みがあります。企業は長期インターンシップの募集を掲載し、応募した学生との面談や選考を通じて採用を進めます。料金体系は成果報酬型が基本となっており、採用が決定したタイミングで費用が発生するため、初期費用を抑えて導入しやすい点も特徴です。
JEEKの最大の特徴は、長期インターンシップに特化していることです。登録学生の多くは、実務経験を通じてスキルアップやキャリア形成を目指しているため、就業意欲の高い学生と出会いやすい傾向があります。そのため、即戦力となる学生を採用したい企業や、インターンシップを将来の採用につなげたい企業に適しています。
特に、スタートアップやベンチャー企業、中小企業など、学生に実践的な業務を任せられる環境がある企業に向いているサービスといえます。
イベント型サービス(7)マイナビEXPO
マイナビEXPOは、多くの学生と企業が一堂に会する大規模な合同企業説明会です。毎年全国各地で開催され、多数の学生が参加するため、一度に多くの学生へアプローチできる点が特徴です。企業はブースを出展し、インターンシップや企業情報を直接説明できるほか、学生からの質問にもその場で対応できます。料金は出展プランや開催地域、会場規模によって異なりますが、ブース出展料を中心とした料金体系となっています。
マイナビEXPOの大きな強みは、対面で企業の魅力を伝えられることです。パンフレットや求人票だけでは伝わりにくい社風や職場の雰囲気、社員の人柄などを直接伝えられるため、学生の志望度向上につながりやすくなります。また、一度に多くの学生と接点を持てるため、認知度向上や母集団形成にも効果的です。
特に、知名度向上を図りたい企業や、多くの学生へ短期間でアプローチしたい企業、対面で自社の魅力を積極的に発信したい企業に適したサービスです。
大学連携型(8)キャリアセンター
大学のキャリアセンターは、学生の就職活動を支援する窓口であり、インターンシップの募集情報を学生へ届けるための有効なチャネルの1つです。企業は各大学のキャリアセンターへ求人票やインターンシップ情報を提供し、学内の求人システムや掲示板、メール配信などを通じて学生へ情報を発信できます。多くの大学では求人掲載を無料で受け付けており、採用コストを抑えながら学生へアプローチできる可能性があります。
キャリアセンターを活用する最大のメリットは、自社と親和性の高い大学へ直接アプローチできることです。理系学生を採用したい場合は理工系大学、地域採用を強化したい場合は地元大学など、採用ターゲットに合わせて情報発信しやすいため、効率的な母集団形成につながります。また、大学を通じて案内されることで、学生からの信頼を得やすい点も魅力です。
特に、採用エリアや学部を絞って募集したい企業や、中小企業・地方企業など、費用を抑えながらターゲット学生へ効率的にアプローチしたい企業に適した集客方法です。
SNS型(9)Instagram採用
Instagram採用は、写真や動画を通じて企業の魅力やインターンシップ情報を発信し、学生との接点を増やす採用手法です。特に日常的にSNSを利用する学生へのリーチに強く、企業の雰囲気や働く社員の様子、インターンシップの内容などを視覚的に伝えられる点が特徴です。求人媒体だけでは接点を持ちにくい学生にも情報を届けられるため、認知拡大や採用ブランディングにも活用されています。
インスタでインターンへの勧誘を行う場合、インターンシップの募集情報だけでなく、社内イベントや職場風景、社員インタビューなどを継続的に発信することが重要です。また、「#インターンシップ」「#27卒」「#就活」などのハッシュタグを活用することで、興味を持つ学生へ情報を届けやすくなります。写真やショート動画を活用したビジュアル訴求は、文字だけでは伝わりにくい企業文化や社風を効果的に伝えられる点も大きな強みです。
特に、企業ブランディングを強化したい企業や、若年層との接点を増やしたい企業、自社の雰囲気や働く環境を積極的に発信したい企業に適した集客方法です。
まとめ
インターンとは、学生との早期接点を築き、母集団形成を進めるための重要な採用施策です。しかし、実施するだけでは十分な応募は集まらず、ターゲット学生へのリーチや魅力発信、参加しやすい環境づくりまで含めて設計することが重要です。
また、掲載型やスカウト型、イベント型、SNSなど、それぞれの集客チャネルには異なる強みがあります。自社の採用ターゲットや目的に合わせて複数のサービスを組み合わせることで、より効果的な母集団形成につながります。本記事を参考に、自社に適した集客方法を取り入れ、学生との接点づくりやインターンシップへの応募数増加に役立ててください。



