新卒の採用手法一覧!定番とトレンドの手法も徹底比較!

新卒採用 手法

新卒採用にはさまざまな手法があります。近年は、既存のオフライン媒体を使った手法に加えてインターネットを利用した新たな手法も人気です。この記事では、就活市場で人気・トレンドの手法とその特徴を徹底比較して紹介します。採用活動の幅を広げたい担当者の方は、参考にしてください。

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トレンドを踏まえた新卒採用手法一覧

はじめに、新卒採用の手法を一覧で紹介します。定番の手法と、近年流行している手法を確認しましょう。

従来の手法は、以下のとおりです。

・求人サイト

・就活イベント

・インターンシップ

・新卒紹介サービス

・大学求人票

・ハローワーク

近年トレンドである手法を以下に示します。

・ダイレクトリクルーティング

・リファラル採用

・SNSの活用

・オウンドメディアの活用

・ミートアップ

・アウトソーシング

現在のトレンドは、インターネットを活用したオンラインでの採用活動です。また、求人サイトにとどまらず、SNSや企業ホームページも活用されています。

定番の新卒採用手法

前述の通り、一口に新卒採用といってもさまざまな手法が存在します。ここからは、「従来の手法」について一つずつ解説します。定番とされているいくつかの手法について、確認をしましょう。

ポータルサイト・ナビサイト|リクナビ・マイナビ離れも

ポータルサイト・ナビサイトの利用は、採用活動で定番の手法です。代表的なサイトとして、リクナビやマイナビなどが挙げられます。

就職サイトのメリットは、利用する学生が多い点です。多くの学生に見てもらえるため、母集団の形成に向いています。

ただし、自社の求人が埋もれやすいところがデメリットです。学生の関心を集めるには、他社よりも魅力的で応募したくなる求人を掲載する必要があるでしょう。

近年では、ONE CAREERやキャリタス就活が学生に人気です。リクナビ・マイナビ以外の選択肢も増加しているといえます。

項目概要
メリット母集団形成に向いている
デメリット企業数が多い、埋もれやすい
主な就職サイト一覧従来・マイナビ・リクルート など
トレンド・ONE CAREER・キャリタス就活 など

合同企業説明会などの就活イベント|オンラインも多数

合同企業説明会に代表される就活イベントも定番の手法です。大型施設で開催されるケースが多く、多くの企業と学生が参加します。

就活イベントのメリットは、大人数の学生と対面でやりとりできる点です。数百人単位の学生が参加するイベントでは、自社のアピールを直接行うことができます。

一方で、学生の印象に残りにくいところがデメリットです。1日に10社近くの説明を聞く学生に、印象を強く与えることは難しいでしょう。また、出展には費用もかかります。

最近では、オンラインでの説明会も増加しています。チャット上での質問が可能で、企業と学生が気軽にやり取りできる点が特徴です。

項目概要
メリット多くの学生と対面で話せる
デメリット自社の印象が薄れやすい
主なイベント一覧従来・合同説明会・インターンシップ説明会
トレンド・オンライン企業説明会

インターンシップ|採用直結型が解禁に

インターンシップも、定番の就活イベントです。仕事の一部を体験することで、業界や自社への理解を深められる効果があります。また、2025年度卒業者を対象にインターンシップを採用に直結させる手法が解禁されます。

インターンシップのメリットは、企業と学生のミスマッチを避けたうえで早期選考につなげられる点です。インターンシップで感じた印象は、学生の志望度に影響するでしょう。

ただし、インターンシップの計画・実施には手間がかかり、担当者には多くの負担がかかります。予算や人手が限られる企業では、実施が困難なケースも想定されます。

項目概要
メリットミスマッチを避け、早期選考できる
デメリット計画と実施に手間がかかる
主なインターンシップサイト一覧・ゼロワンインターン・Wantedly・Infraインターン

新卒紹介サービス|費用がかかるが確実性が高い

新卒紹介サービスは、新卒専門のキャリアアドバイザーを介して学生の紹介を受けられるサービスです。もともとは中途入社向けのサービスでしたが、新卒向けにも広がりました。

求める求人条件に合う学生に紹介会社がリーチするため、効率よくマッチングできます。集客や会社説明の代行が可能で、採用にかかる工数を削減できる点もメリットです。

ただし、サービスを利用するにあたって手数料が発生することから、採用単価が高くなる恐れがあります。

採用担当者が少なく、採用に工数を割けない場合や、会社の認知度が低く集客に不安がある場合、取り入れる価値は十分あるでしょう。

項目概要
メリット求人条件に合う学生と効率よくマッチングできる
デメリット採用単価が仲介手数料によっては高くなる可能性がある
主な新卒紹介サービスサイト一覧・リクナビ就職エージェント・doda新卒エージェント・マイナビ新卒紹介・キャリタス就活エージェント

大学求人票|大学を選んで選定ができる

大学のキャリアセンターや就活支援センターに求人票の提示を依頼する方法があります。

費用をかけずに、学生の目につくところへ求人情報を掲載できます。特定の分野に特化した人材を求める場合、学部や学科で大学を選定すると効率よく集客できるでしょう。

幅広く提示したいときは、複数の大学に一括で依頼できるサービスの活用がおすすめです。

ただし、大学のキャリアセンターや就活支援センターの利用率は高いとはいえないため、他の採用手法に比べるとインパクトが弱い傾向にあります。成果に結びつかない可能性を考慮し、他の採用手法と併用することをおすすめします。

また、採用実績が増えれば、大学側から学生に対して就職の斡旋や紹介が受けられる可能性もあるでしょう。

項目概要
メリット費用をかけずに、特定の大学生に求人情報を発信できる
デメリット学生の利用率が低いと成果に結びつかない可能性がある
主な求人票一括依頼サービスサイト・キャリタスUC・求人受付NAVI

ハローワーク|地方の採用に強い

ハローワークは中途採用だけでなく、新卒採用にも活用できます。

新卒または卒業後3年以内の人を対象としたハローワークは、全国56か所に設置されています。全国の求人情報を検索でき、UIJターンで地方や地元での就職を希望する学生も利用可能である点が強みです。

また、求人情報の掲載費は無料であり、採用にかかる費用を抑えられるところもメリットです。掲載する企業は中小企業が多い傾向があるため、大手企業が競合になりにくく、地方採用にも効果的です。

ただし、他の求人サイトに比べると掲載できる情報は限られています。決められた範囲内で自社をアピールする必要があり、他社との差別化は難しいといえます。

項目概要
メリット無料で掲載でき、地方採用にも強い
デメリット掲載できる情報が少ない
関係するサイト・新卒応援ハローワークの公式サイト・ハローワークインターネットサービス

近年トレンドの新卒採用手法

定番の手法に加え、近年採用されることが多い新しい手法もあります。現在の採用にマッチした方法であり、定番の手法よりも効果を示す可能性があります。以下でその内容を確かめましょう。

ダイレクトリクルーティング|スカウトの特別感

ダイレクトリクルーティングとは、ターゲットの学生に直接スカウトメールを送信することです。

ダイレクトリクルーティングのメリットは、優秀な人材に直接声をかけられる点です。スカウトした理由や、企業と学生の適性をアピールすれば、応募してもらえる確率が高まるでしょう。

一方で、企業側からスカウトを送るため採用活動の工数は増えます。また、近年では学生の企業を見る目が肥えているため、不誠実なスカウトメッセージは炎上のリスクがあります。

項目概要
メリット学生に直接スカウトメールを送れる
デメリット工数が多く、炎上のリスクがある
主なサービス一覧・Offerbox・キミスカ・iroots

採用オウンドメディア構築|ブランディングに

オウンドメディアを採用活動に利用する手法も、トレンドのひとつです。近年の流行は、新卒採用に特化したWebサイトの作成や、アニメーション・イラストの活用です。

オウンドメディアは自前のサイトのため、広告掲載の費用を節約できます。また、外部のサービスよりも自由度が高く、アピールしたい内容をそのまま掲載可能です。

ただし、学生に訪問してもらうための導線づくりには工夫を要します。自社ホームページに掲載するだけでは、学生がたどり着かない可能性もあるでしょう。

項目概要
メリット広告料がかからず、自由に発信できる
デメリット学生がたどり着きにくい
参考になるサイト一覧・トヨタイムズ(トヨタ自動車株式会社)・サイボウズ式(株式会社サイボウズ)・mercan(株式会社メルカリ)

リファラル採用|ミスマッチが比較的少ない

リファラル採用は、自社の従業員が紹介した学生を採用する手法です。あくまでも自社の採用基準に適している人物を紹介する点で、縁故採用とは異なります。

リファラル採用のメリットは、ミスマッチを避けられる点です。紹介者は社内の基準と照らし合わせる手順を踏むため、実質的に選考の役割を果たすといえます。

デメリットは、従業員と学生の人間関係を悪化させる可能性があることです。紹介したにもかかわらず不採用だった、または学生の印象が悪かった場合に、お互いの信頼関係が崩れてしまう恐れがあるでしょう。

項目概要
メリットミスマッチを避けられる
デメリット従業員と学生の人間関係が崩れるおそれ
主なサービス一覧・MyRefer・HERP Hire・Refcome

SNS(ソーシャルリクルーティング)|就活用アカウントにアプローチ

ソーシャルリクルーティングは、SNSを通じた採用活動の名称です。近年では、多くの学生が就職活動の情報収集をする手段としてSNSを活用しています。一般的なプラットフォームに加えて、就職活動に特化したサービスも存在します。

メリットは、自社の魅力を手軽にアピールできる点です。無料でアカウントを作成できるサービスが多く、簡単にPR活動を実践できます。

ただし、炎上のリスクには気をつけましょう。不用意な投稿での炎上は、企業のブランドに傷をつける結果につながります。SNSの活用は、発信する内容の精査が重要です。

項目概要
メリット安価で手軽に自社のアピールができる
デメリット炎上するリスクがある
主なサービス一覧・Instagram・YouTube・TikTok・Wantedly

ミートアップ|会社のブランディング効果もあり

ミートアップとは、カジュアルなイベントを開催して学生と交流する機会を設ける方法です。ランチや交流会、勉強会などでのコミュニケーションを通じて、相互理解を深められます。面接では見えにくい学生の一面を見られる可能性もあります。

ただし、参加するハードルが低いため、多くの手間や費用をかけても採用に結びつくとは限りません。ミートアップを採用に活用する際は、会社の認知度やイメージの向上を目的とした企画が望ましいでしょう。

あまり予算がかけられない場合、会社の施設の利用をおすすめします。会場を手配する費用が省けるでしょう。

項目概要
メリット求職者との交流を通じて、相互理解が深まる
デメリット手間や費用をかけても採用につながるとは限らない
主なミートアップの告知サービス一覧・Meetup・Wantedly・connpass

新卒の採用手法を徹底比較!

採用手法母集団(量)母集団(質)工数コスト





定番
ポータルサイト
合同説明会
インターン
新卒紹介サービス
大学求人票
ハローワーク





トレンド
ダイレクトリクルーティング
オウンドメディア
リファラル採用
ソーシャルリクルーティング
ミートアップ

上記の表から分かるように、定番の方法は母集団を量で形成することに適性があります。工数に関しても比較的少ないものが多く、着手しやすい手法が多いといえるでしょう。

いっぽう、トレンドの手法は母集団を質で形成することに適性があり、コストパフォーマンスに長けたものが多い傾向にあります。また求職者のスキルや適性を重視するものが多い傾向です。

新卒の採用手法を選ぶポイント

自社に合った採用方法を選ぶために確認したい3つのポイントがあります。以下のポイントを確認し、採用方法を選ぶ参考にしましょう。

採用の課題を明確にする

ただ漠然と採用活動をすることは、得た人材のミスマッチや早期離職などの課題を生み出す要因です。採用において何を重視したいか、採用することでどのようなメリットが得られるかを明らかにする必要があります。採用の目的が明確になれば自社が求める人材も明らかになるでしょう。

方針が固まり次第、自社の採用目標人数・求める人物像・必須スキルなどを1つずつ決めます。人材の種類に応じて効果的な採用方法は変わるため、可能な限りはっきりとした人物像を設定しましょう。

費用対効果の確認

費用対効果の計算は、採用活動では見逃せないポイントです。採用にかける費用に対し、どれだけのリターンが得られるかの見積もりが重要です。

特に新卒採用向けダイレクトリクルーティングサービスやスカウト代行サービスを利用する際は、運用期間の設定に注意しましょう。長く運用していながら結果に結びつかない場合は、サービスの切り替えや「欲しい人材像の設定」に立ち戻ることをおすすめします。

長いスパンで人材探しをしたい場合は、採用数に応じて費用が変動するサービスの利用がおすすめです。

登録している学生層の確認

サービスの特長はそれぞれ異なり、登録する学生の層も変わります。自社が採用したい人材像に合わせたサービス選びができていないと、費用の浪費や採用後のミスマッチにつながるおそれがあるでしょう。

昨今は文理だけでなく、院生や留学経験のある学生などに特化したサービスも増えています。幅広い学生が登録する媒体より、狙った人物像に沿った媒体を利用することで、スムーズな採用活動ができます。

ケース別!おすすめの新卒採用手法

企業やケースに応じて、求める人物像・予算・業務に割けるリソースは変わります。以下では、よくあるケース別におすすめの手法をご紹介します。

採用担当者が少なく工数を減らしたい

昨今の人手不足によって、企業の採用担当者も少数または一人で業務をこなすことも増えています。この場合、作業工数を減らすことや、精神的負担を軽減するなどの対策が重要です。

業務負担軽減を図るなら、ポータルサイトや新卒紹介サービスがおすすめです。条件にマッチした学生が応募・紹介されるため、企業側から人材にアプローチする負担を減らせます。

人材にアプローチするダイレクトリクルーティングのサービスには、主な業務を代行するものがあります。依頼する作業量が増えることで費用は高くなる傾向にあるものの、作業負担を減らしながら求める人材にアプローチできる点は大きな魅力といえるでしょう。

企業の認知度を上げたい

大手に比べると認知度はないため応募が増えない、と悩む企業も少なくありません。認知度の向上を目指す場合は、ポータルサイトや合同説明会、ソーシャルリクルーティングがおすすめです。

利用するサービスによっては、露出回数が増える・特集に掲載されるなどのオプションもあります。自社の認知度に不安のある場合はオプションを活用し、学生の目に触れる回数を増やすことから始めるとよいでしょう。

また、合同説明会では学生の目に留まるようなブース作りや発信内容が重要です。装飾を工夫することで、学生に足を運んでもらいやすくなるでしょう。

理系の学生を採用したい

理系の学生に焦点を当てるなら、ダイレクトリクルーティングや大学求人票がおすすめです。

通常の応募形式で理系の学生を待つより、直接アプローチして人材を集めるほうが費用対効果も高くなる傾向にあります。理系学生の登録が多い媒体を選び、条件にマッチした人材にアプローチしましょう。

また理系の大学に求人票を出せば、条件に合った学生からの応募が見込めます。ダイレクトリクルーティングでの業務負担を懸念する場合は、求人票の掲載がおすすめです。

ミスマッチを減らしたい

採用におけるミスマッチは、人材の早期退職や、採用までにかけた費用の喪失などのデメリットをもたらします。ミスマッチを減らす採用手法には、インターンやダイレクトリクルーティングが挙げられます。

人物像を重視した採用手法として、リファラル採用・ミートアップもおすすめです。一般的な採用手法では採用後にミスマッチが起きやすいものの、人物像を事前に確認できる手法を用いれば、内定辞退や早期離職を減らせるでしょう。

新卒採用にはアウトソーシングがおすすめ

採用を代行するアウトソーシングの活用も有効な手法です。選考や面接など採用活動のステップをプロに委託し、採用担当者の負担を軽減できます。新卒採用の負担増加に課題を抱える企業に向いている手法です。

アウトソーシングのメリットとデメリット

アウトソーシングのメリットは、採用担当者の業務量を減らせることと、外注を通じてプロのノウハウが得られることです。例えば、選考だけを外注するケースでは、空いた時間と人手を利用して求人の作成など他の作業に力を入れられます。

デメリットは、外注費用がかかることと、外注先を選定する手間がかかることです。得意な外注業務はアウトソーシング会社によって異なるため、自社のニーズを踏まえたうえで外注先を見極める必要があります。

採用業務のアウトソーシングの流れ

新卒採用のアウトソーシングは、以下の手順で進めます。

・アウトソーシング会社の選定

・採用計画の確認や課題のヒアリング

・外注する採用業務の策定

・アウトソーシング会社に委託

・選考を経て学生に内定

アウトソーシングは、事前の準備が重要です。新卒採用で抱える課題を解決するには、外注する業務の内容と範囲を決める必要があります。

外注を依頼した業務は、質の向上が見込まれるうえに、プロのノウハウも得られます。

まとめ

今回の記事では、新卒採用の手法を紹介しました。従来の手法に加えて、オンラインのサービスやITツールを活用した新たな手法が現在のトレンドです。

特にアウトソーシングは、採用の課題を的確に解決できることが魅力です。例として、株式会社ABABAの新卒採用ツールは、学生のデータ分析を利用したスカウト機能で母集団形成をサポートします。ABABAは、45,000名を超える就活生が利用しており、優秀な人材にターゲットを絞ってスカウトできるため、質の高い採用活動が可能です。

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