入社前研修を実施する目的や内容は?実施時のポイントまで詳しく解説

入社前研修

新卒採用活動を終えて内定者が決定すると、その後入社までは空白期間ができてしまいます。多くの企業では、この期間に内定者フォローの一環として入社前研修を行いますが、いつ頃どのように実施されているのでしょうか。この記事では、入社前研修の目的や内容、企画する際のポイントなどについてお伝えします。

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入社前研修とは

中途採用者と異なり新卒採用者は、内定決定から入社までの期間が半年から1年近く空いてしまう場合も少なくありません。その間に、内定者に業務に必要な資格やスキル、知識、実務体験を入社前研修で身につけてもらいます。他にも、内定者が入社前に感じるさまざまな不安に応え解決する趣旨も含まれています。

入社前研修は、内定式後の10月に実施されることが一般的です。しかし決まりがあるわけではなく、目的によって時期を使い分ける場合は、複数回内容を変えて入社前研修を行う企業もあります。時期と目的の一例を、以下に記します。

  • 入社半年前 

会社の理解を深め、同期同士での交流を深める

  • 入社4〜5か月前

ビジネスマナー研修を実施し、社会人としてのマインドセットを行う

  • 入社2〜3か月前

ビジネススキルの習得を目指し、より実践的な内容を学ぶ

入社前研修の目的

入社前研修は、新たに入社する学生たちが、自社で無理なく仕事を始めるためのサポート役を担う、重要な研修です。ここでは、入社前研修の主な目的を6つ紹介します。

入社前の不安の解消

内定をもらった喜びも束の間、内定者は本当にこれで正解なのかと迷いが生じたり、自分の実力で仕事をこなせるのかと不安になったりします。学生としての生活から社会という未知の世界へ出ていくことに、漠然とした不安や根拠のない悩みを抱えてしまうことが少なくありません。自社への理解や入社前のスキル磨きも大切ですが、入社前研修にはこのような新卒者独特の不安を払拭する目的も大きいといえます。研修では、同期同士はもちろん自社の先輩社員との交流を深められれば、さらに心強いでしょう。

内定辞退防止

入社前研修の適切なフォローで、内定辞退を避けられます。内定辞退は学生の権利のため、阻害できません。また内定辞退が発生すると採用募集を再開してさらに工数が増えます。

学生との信頼構築で内定辞退が避けられ、自社と良好な関係構築が可能でしょう。信頼と良好な関係構築、そして入社に向けたモチベーション維持のためには入社前研修が有効です。

早期離職の防止

多くの過程を経て採用したものの内定辞退をする学生も多く、実際に内定決定後も就活を続ける学生は決して少なくありません。中には、「企業の雰囲気が思っていたものと違う」という理由で辞退する学生もいます。このような理由による離職は、事前に何らかの施策を行うことにより防げた可能性が高いといえます。入社時のギャップを軽減し内定辞退を防止するためにも、入社前研修は内定者フォローとして有効な施策です。

同期との交流

入社前研修は、内定者にとって同期と交流できる最適な機会です。同じ時期に入社した者同士、分からないことを聞きあったり、互いの失敗を話したりできるという気軽さがあります。後々の仕事のモチベーションや互いに与えあう影響という点からも、好ましい関係を構築できるとよいでしょう。

同期同士での交流を深める方法に、グループワークがあります。グループワークでは、複数のグループに分かれて共同作業やゲームを行い、内定者同士コミュニケーションをとりながら課題に挑戦します。研修にぜひグループワークを取り入れて、仕事に必要な協力体制を学べるようにしましょう。

基本的な社会人スキルの習得

入社前研修を通して、事前に社会人スキルを習得できます。入社前に以下のスキルを身に着けてもらうことで入社して実務を開始するまでの時間を大幅に短縮できます。

  • ビジネスマナー
  • 文章作成スキル
  • コミュニケーションスキル
  • OAスキル

ビジネススキルの習得は社会人への第一歩です。入社前に行うことで、学生気分から徐々に切り替えができるため、入社後のギャップ解消につながります。

社会人としてのビジネス感覚を身につける

入社前研修を実施することで、社会人に必要なビジネス感覚の習得につながるでしょう。研修を通じて企業・業界の課題や最新のビジネスニュースなど、ビジネスに関する情報習得の感度が上がります。

学生時代の自分軸から、組織の一員へ、責任感や使命感への切り替えにも有効です。

自立して働ける人材育成のためにも、また自社への帰属意識向上のためにも入社前研修は行うとよいでしょう。

入社前研修の内容

入社前研修では、多くの企業が「ビジネスマナー」「社会人としての心得」「資格取得や業界特有の知識」などについて教えます。また、社会人としての基礎知識を自宅で学べるよう、e-learningを入社前研修に取り入れている企業もあります。

自己紹介

定番の内容ではありますが、自己紹介は欠かせません。内定式で行う場合もありますが、研修内でグループワークなどを行う場合は改めて実施しましょう。入社前研修に参加する学生は、将来同期で切磋琢磨する関係です。先輩社員や同期と親睦を深めるためにも自己紹介はぜひ取り入れましょう。

自己紹介で話す内容は、名前・出身大学など基本的な内容以外に、趣味やガクチカなど気楽に話せる内容を選びましょう。

企業・業界理解

就職活動の段階である程度企業・業界分析はするものの、入社が決まるとより深い知識が必要不可欠です。入社前研修では専門性の高い知識を習得できると入社後に焦らずに済みます。企業・業界の現状を図解も踏まえながら分かりやすく伝えましょう。簡単なペーパーテストで習熟度を測ることもよいでしょう。

入社前研修では業界の基本を伝え、入社後の研修でより踏み込んだ内容を伝えるとよいでしょう。入社前の研修は、学生への新しい学びにも繋がり、万全の状態で社会人スタートを踏みきれるでしょう。

ビジネスマナー

新卒入社の場合、社会人経験がなくビジネスでの振る舞いが分からなかったり、適切な言動ができなかったりする内定者もいます。しかしそのような人も、事前にビジネスマナーを学べる機会を設けることで、社会人としてのスキルを身につけられるでしょう。ビジネスマナーだけでなくその必要性についても説明し、納得してスムーズに実践できるよう指導するとよいでしょう。

社会人としての心構え

新卒の内定者は、社会人経験がなく入社後にギャップを感じることがあるため、社会人の心構えを学ぶ機会を設けましょう。サークルや部活動、アルバイトなどで人間関係や共同作業の経験はあっても、社会人としての意識は希薄です。仕事に対する姿勢やチームワークの重要性など、働く際に必要なビジネスマインドを学び、社会人としての心構えを持てるようにします。

また、一方的に話すばかりでは内定者が飽きてしまうため、学生と社会人の違いをテーマにグループディスカッションをしてもらうという方法もあります。

資格取得のための知識

自分が入社する企業について、業種の知識や業界内でのポジションなどを学ぶことは、自社の理解を深めるために欠かせません。また、業界特有の専門知識を身につけることで、入社後に即戦力としての活躍が期待できます。入社前研修で、内定者がこれらの知識を身につけられるようにしましょう。

また、e-learningで学ぶ機会があると自宅でも知識の習得ができ、地方在住者も交通費の負担なく学べ効率的です。

セルフマネジメント

セルフマネジメントとは自律的に仕事へ取り組むためのマインドセットです。リモートワーク、フレックス制など働き方の多様化が進む中で注目されています。

入社前から個々人の自己管理能力を高めておくと、入社後の生産性向上につながります。入社前の」目標設定や就職後の取り組みなどを決め、自己成長を促します。人事が担当するには難しい内容のため、実施する際はeラーニングの利用や外部講師への依頼をしましょう。

OAスキル

就職活動のほとんどをWebで行います。そのため、パソコンは使えるもののビジネスレベルに達していない人が増えています。そのため、入社前研修で仕事に欠かせないソフトの操作方法を教えると、配属後の先輩社員が困りません。

特にofficeソフトと呼ばれるWord・Excel・PowerPoint・Outlookなど、業務で使うソフトの基本操作は、研修で教えておくとよいでしょう。

ビジネスに関わるゲーム

ビジネスゲームも入社前研修にはふさわしい内容です。ビジネスゲームの多くは仕事をするとどのようになるかイメージを持ちやすい内容でしょう。グループを作り、チームで何かを達成することを通して楽しみながらビジネスについて学習が可能です。入社前に実施することで、入社に向けたモチベーションアップも再度図れます。

具体的にはNASAゲームやドミノチャレンジなどが有名です。そのほかのビジネスゲームについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。

内定者アルバイト

経験値を重視したい場合、より社員との交流を深めたい場合は内定者アルバイトがよいでしょう。負担が軽い業務を任せて、働く経験を通じて必要なスキルや経験を積んでいきます。業務をこなしながら共に働く人を見て、入社後のリアルな動きをイメージします。社員とのかかわりもあるため、社員と内定者との相互理解を深める機会としてもふさわしいでしょう。

もちろん受け入れ体制の整備など負担が大きいことも事実です。内定者が少人数の場合は導入を検討してもよいでしょう。

入社前研修のポイント

入社前研修は、企画内容だけでなく、実施する方法によってもその効果に差が生じます。ここでは、実施する際に効果を高めるポイントについて紹介します。ぜひ、取り入れてみましょう。

入社前研修の目的を伝える

入社前研修を行う前に、下記の2点を研修担当者や関わりのある社員と検討し共有しましょう。

  • 入社前研修を何のために実施するのか
  • 研修実施後は何を身につけ、どのようになっていて欲しいのか

受講する内定者にも決めた目的を伝え、皆で同じゴールを共有します。

また、入社後に行われる新人社員研修につながるよう、関連性を考慮して内容を検討します。そうすることで、入社前後の研修をスムーズに実施できるでしょう。

現場にヒアリングする

入社前研修の内容を検討する前に、新入社員に求める知識やスキルを現場の社員にヒアリングします。現場の声を聞くことによって、効果的で理にかなった研修内容を実現できるでしょう。研修の質を高めることで内定者の意欲も高まり、現場に入ったときの即戦力として期待ができます。

また、入社後の新人教育は現場ごとに行われるため、現場の声を活かした研修は実務に直結し実際の仕事でも有効です。

スケジュールを立てる

入社前研修のために設定したゴールに向かって、スケジュールを立てます。入社するまでにどのようなスキルを身につければよいか、段階的に学べるよう考えることで研修効果を最大限に引き出せるでしょう。内定から入社までの期間が長い場合は、段階的にゴールを設けるとよいでしょう。

スケジュールは内定者とも共有し、研修期間中に自分の進捗度合いを意識してもらいます。また、適切な休憩を忘れずに設けることで、集中力や学習効果の維持にも気を配りましょう。

入社前研修への参加は強制できない

入社前研修はあくまで就労開始前に実施する研修であることを忘れずにいましょう。参加する・しないの決定権は内定者にあり、企業側にはありません。

仮に参加を強制する場合は業務命令となるため賃金の支払いが発生します。内定者、アルバイトを行う場合も、労働を伴うので賃金支払いが必須です。また、研修参加の有無によって入社後の待遇を変えることも違法でしょう。あくまで任意参加であることを忘れずに、仮に欠席者がいても仕方がないという気持ちを持ちましょう。

まとめ

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