新卒採用の代行サービス4選!サービス概要やメリット

新卒採用の代行サービスは、採用業務をアウトソーシングできるサービスです。
採用業務全体をアウトソーシングできるサービスもあれば、人手が足りていない業務だけに絞って委託できるサービスもあります。
この記事では、おすすめの採用代行サービスを紹介するとともに、採用代行サービスのメリットや料金相場なども併せて解説します。
おすすめの新卒採用代行サービス
ここからはおすすめの新卒代行サービスを紹介します。
新卒採用はノウハウや知識の蓄積がない企業にとって大きな業務負担となります。新卒採用代行サービスを活用することで、自社の限られた時間、人的資源を有効活用できます。
株式会社ネオキャリア
株式会社ネオキャリアは、新卒だけでなく中途採用やアルバイト採用も含めた採用代行業務で多数の実績をもつ会社です。
採用専門のコールセンターを保有しており、土日や夜間、休日においても柔軟に対応できます。
説明会の開催や応募者対応、面接代行など幅広い業務を委託することが可能です。また、委託プランはカスタマイズが可能であり、自社に足りない部分だけをピンポイントで委託することができます。
株式会社レジェンダ
株式会社レジェンダは、通常の採用業務の委託だけでなく、採用計画策定も依頼することができる採用代行会社です。
業務委託の対象が細分化されており、媒体管理やインターンシップの代行など、他の業者では見落とされがちな業務にも対応してもらうことできます。
また、スタッフに常駐してもらえるサービスもあるため、採用業務が上手くいかなかったり工数の負担に苦しむ企業の強い味方となるでしょう。
マンパワーグループ
マンパワーグループは世界第3位の規模をもつ老舗の総合人材サービス会社です。
採用業務の代行も行っており、新卒採用から中途採用、アルバイト採用まで幅広く対応しています。
代行業務では、全工程を委託できる「フルパッケージ型」と、採用業務を部分的に代行する「選択型」が選べるため、自社のニーズに合った形で委託可能です。
採用計画から採用後の定着業務まで支援する手厚いフォロー体制が特徴です。50年以上の実績に基づく信頼性の高い代行サービスです。
ABABA
ABABAは採用業務代行サービスではありませんが、他企業の最終面接まで進んだ優秀な学生に対してスカウトをできるサービスです。
従来型の募集による採用業務ではなく、学生に対し企業側がアプローチすることで採用業務の効率を上げ、負担を軽減します。
ABABAは、不採用者からのマイナス印象を防ぐ「お祈りエール」機能を搭載しており、学生との関係を良好に保つことができます。
新卒採用代行(RPO)サービスとは
新卒代行サービスとは、採用に関連する業務を企業に代わって行い、企業の負担を軽減するサービスで、RPOとも呼ばれます。
新卒採用の業界は、SNSの普及や採用のオンライン化によって採用手法の多様化が進んでいます。さまざまな採用手法に対応しようとすると、業務負担が増加してしまいます。そのような企業にとって新卒採用代行サービスは負担軽減の有効な選択肢です。
新卒採用代行サービスに依頼できる業務内容の例
新卒採用代行サービスに代行を依頼できる業務の範囲は、サービスによって異なります。以下で紹介する例を参考に、依頼したい業務内容を明確にして対応するサービスを選びましょう。
採用計画の立案
採用活動を始めるにあたって重要なのが、採用計画の立案です。経営方針や企業理念に沿った計画を立案して、募集要件や採用予定人数を決定します。
スキルや知識、経験はもちろんのこと、求める人物像に合致する人材を採用するためには、この採用計画の立案が非常に重要です。しかし、十分な採用計画を立てるためには知識も必要なため、計画の立案を代行サービスに依頼するのもよいでしょう。
母集団の形成
母集団形成とは、求人に興味を持って応募してくれそうな候補者を集めることをいいます。新卒採用だけに限らず中途採用であっても同様に、採用活動をするにあたって母集団の形成は必要不可欠です。
採用広告を作成して掲載・運用することで、自社に興味を持ってもらうことから始める必要があります。近年ではSNSを活用する場合も多いでしょう。
まずは応募者の数を増やすために、そして良質な母集団を形成するために、この業務は代行サービスに依頼するのもおすすめです。
応募者の管理
新卒採用代行サービスでもっとも依頼されることの多い業務が、応募者の管理です。応募者管理は「ノンコア業務」であり、いわば“誰にでもできる業務”のため、多くの企業が応募者の管理を代行サービスに依頼しています。
具体的な業務内容としては、応募書類の管理や応募者のリスト化、問い合わせ対応やフォロー、選考の合否を通知する連絡業務などです。
多くの応募者を一括で管理できるため、代行サービスの活用がおすすめの業務といえるでしょう。
選考日程の調整
採用活動では、選考会や一次面接・二次面接・最終面接など、複数回の選考を実施します。その都度電話やメールで応募者と都合を合わせて日程を調整しなければならないため、採用担当者には多くの時間と労力がかかることでしょう。
この業務も、代行サービスにあらかじめ企業側のスケジュールを伝えておくことで、応募者の都合と合わせて日程の調整を依頼できます。
日程確定後、前日に確認メールや電話でリマインドも依頼できるため、採用担当者の負担を大幅に軽減できるでしょう。
選考や面接の代行
大企業や人気の企業で応募者の数が非常に多い場合や、面接に割く時間がない、自信がないなどの理由から、選考や面接の代行を頼みたい企業もあるでしょう。
その場合は、選考や面接の一部を代行できる業者もあるため、そうしたサービスを選ぶのがおすすめです。人事やキャリアカウンセラーの経験者、資格保持者など、採用のプロにアドバイスやコンサルティングをしてもらえます。
ただし、選考や面接は採用活動においてもっとも重要なコア業務です。外部に依頼する際は慎重に検討しましょう。
スカウト
近年では、企業側から学生にスカウトを送るダイレクトリクルーティングが浸透してきています。さまざまな求人サイトから学生にスカウトメールを送り、企業側が自社をアピールする方法です。
ダイレクトリクルーティングは有効な採用活動である一方、工数が多く、膨大な手間と時間がかかる側面もあります。そのため、候補者の選定からスカウトメールの作成・送付など、スカウト業務を代行サービスに依頼するのもよいでしょう。プロのノウハウを持った代行サービスに依頼することで、工数を大幅に削減できるだけではなく、より優秀な人材や求める人物像にマッチする人材と出会える可能性も高まります。
内定後のフォロー
新卒採用において、内定者フォローも重要なフェーズです。内定辞退を防いで確実に優秀な人材、採用したい人材を確保するためには、内定後のフォローが欠かせません。
しかし、内定者フォローは定期的にメッセージを送ったり重要な情報を伝えたり、交流会やイベントを企画するなど多くの手間がかかります。
そうした内定後のフォローを代行サービスに依頼することで、担当者の負担を軽減できるでしょう。
内定者と定期的・継続的なコミュニケーションをしてくれるため、内定辞退を防止できます。
新卒採用代行サービスのメリット
新卒採用代行サービスには多くのメリットがあります。多様化する採用業務に対応するだけでなく、採用戦略の改善やコスト軽減など幅広い効果を期待することが可能です。
ここからは、新卒採用代行サービスを導入するメリットについて解説します。
採用の戦略を高められる
採用代行サービス会社の中には、自社の強みや特徴を活かした採用手法を提案してくれたり、採用戦略の見直しを行ってくれる会社があります。そうした会社と取引することで、採用業務の効率化だけでなく、採用戦略の向上が期待できます。
また、定期的に報告書の提出やフィードバックがあるため、それらを活用して自社の採用力を高めていくことも可能です。
採用コストが削減できる
自社だけで採用業務を行うよりも、採用代行サービスを利用する方がコストを抑えられるケースがあります。
採用業務の工数が増えた場合、採用担当者の増員が必要です。教育にコストがかかるだけでなく、知識が不足している場合は業務効率が落ちることも懸念されます。
採用代行サービスを利用することで、業務効率を落とすことなく安定した成果が見込めます。結果的に採用代行サービスを利用した方がコストパフォーマンスが高いケースも存在します。
採用担当者の負担を軽減できる
採用業務は多岐にわたり、そのなかでも重要な役割を担うコア業務と、それ以外のノンコア業務に分けられます。求人広告の作成や応募者管理、面接の日程調整などのノンコア業務を代行サービスに依頼することで、自社の採用担当者はコア業務に集中できるようになるでしょう。
選考や面接対応は、採用活動において非常に重要なコア業務です。採用担当者の負担を軽減してリソースをこちらに割けるようになることが、代行サービスを利用する大きなメリットといえるでしょう。
新卒採用代行サービスのデメリット
新卒採用代行サービスの利用には、さまざまなメリットがあることを紹介してきました。一方で、サービスの利用にはもちろんデメリットとなる注意点もいくつか存在します。
以下で解説するデメリットについても理解したうえで、代行サービスの利用を検討しましょう。
社内にノウハウが蓄積されにくい
業務を外部に依頼するということは、自社内にノウハウが蓄積されにくくなるということでもあります。
業者によっては採用活動のすべてを代行してくれるサービスもありますが、完全に任せきりにしてしまうと採用ノウハウが自社に蓄積されにくくなるため注意が必要です。
すべてを依頼して代行してもらう場合でも、定期的な進捗の確認や情報共有などは必ず行うよう事前に確認しておきましょう。
その際は、どのようにして情報を共有するのか、方法についてもあらかじめ確認しておくのがおすすめです。
自社とサービス事業者の認識がずれる可能性がある
外部に採用業務を依頼するときには、認識のずれが生じる可能性があることを頭に入れておきましょう。自社が求める人物像とは異なる人材を採用してしまうリスクがあります。
設計した採用ペルソナを伝えても、自社と業者の解釈が違っていると、採用にミスマッチが生じる恐れがあるでしょう。
代行サービスを利用する際は、認識のずれが生じないようしっかりすり合わせを行いましょう。また、状況に応じて採用ペルソナが変化した場合も、社内だけではなくサービス事業者とも情報を共有することが大切です。
サービス事業者によっては規模や業種が制限される
利用するサービス事業者によって、対応できる採用の規模や業種が制限されることもあります。どの程度の規模で採用活動を行いたいのか、どこまでの業務を任せたいのかなど依頼内容を明確にし、自社に合ったサービスを選ぶことが重要です。
特に専門性の高い業種を採用したい場合には、対応する事業者を探す必要があります。
たとえば理系人材に特化したサービス、ITエンジニアの採用実績が豊富なサービスなど、自社が求める人材とサービスの特徴を照らし合わせ、適したサービスを選ばなければ効果を最大限発揮できません。
採用代行(RPO)の種類と料金
採用代行サービスには、主に月額一律料金型と従量課金型の2種類のサービスがあります。それぞれに特徴やメリットがあるため、比較してより自社に適したサービスを選びましょう。
月額一律料金型
月額一律料金型は、採用業務代行全般を固定の月額料金で契約する方法です。
ただし、どこまで業務を委託することが可能で、どこからが自社で行うべきなのかが曖昧になる場合がある点に注意が必要です。どの範囲までサポートが受けられるかをよく吟味して検討しましょう。
業務量に応じた従量課金型
従量課金型のサービスは、作業ボリュームによって料金を算出する方法です。
コストが委託サービスに見合うかどうかは、事業規模や採用業務の内容によっても異なるため、複数の業者に事前見積りを依頼するなど、慎重な比較検討が求められる方法です。
業務に対する料金例
採用代行サービスによって、受けられるサービスや料金はさまざまです。大まかな傾向として、新卒採用や中途採用の媒体管理を委託する場合、月額料金で5万円〜70万円ほどかかります。
DMやスカウトの配信業務を委託する場合は月額3万円程度、面接業務の代行は月額30万円程度が目安です。
業者によって価格設定も異なるため、相場を把握した上で見積りや事前相談を行い、費用対効果の高いサービスを見極める必要があります。
新卒採用代行サービスを利用する際の流れ
新卒採用代行サービスの利用を開始する際の流れは以下の通りです。
- サービス業者との情報共有
- キックオフMTG
- 必要なコンテンツの作成・運用
- 効果測定・改善
求人情報やターゲット層などについてなどについての情報を共有し、サービスを開始する際にキックオフで改めて要件を詳細に確認しましょう。
細かい要件の打ち合わせや今後の運用スケジュールについての取り決めを行い、サービスを開始します。
そして、求人票やスカウト文など必要なコンテンツを作成し、運用開始です。
運用開始後も定期的にMTGを実施して、進捗の共有や課題の発見・改善などを行います。
新卒採用代行サービスを選ぶポイント
新卒採用代行サービスにはさまざまな種類があります。より効率良く採用活動をするためには、自社に適したサービスを選ぶことが大切です。以下では、どのような点を意識してサービスを選べばよいのか、ポイントを紹介します。
求める業務に対応しているか
どのような業務に対応しているのかどうかは、各サービスによって異なります。自社が代行を依頼したい業務に対応するサービスであるかどうかは重要なポイントです。
また、そのサービスの得意分野が何であるかも確認しておくとよいでしょう。たとえば、「大量採用に強い」「理系人材の採用に特化している」など、サービスの得意分野と依頼したい業務内容が合っていればより効果的です。
包括的にすべての業務に対応しているサービスもありますが、必要ない範囲まで依頼することで費用が高額になる可能性もあるため注意しましょう。
自社の課題を解決できるか
サービスを利用するにあたっては、自社が抱える課題を解決できるかどうかも重要なポイントです。
「人手が足りない」「採用計画の立て方が分からない」「専門知識が足りない」など、自社がどのような課題を抱えているのか分析し、それに対する解決策が提示できるサービスを選ぶ必要があります。
たとえば、募集する専門職の知識を持つ採用担当者がいない場合は、その分野に特化したサービスを選ぶとよいでしょう。
過去の実績は十分か
現在多くの新卒採用代行サービスがありますが、そのなかでも信頼に値する十分な実績があるかどうかをしっかり確認しましょう。
多くのサービスでは、HPで過去の実績を公表しています。業種や業態、規模感などが近い実績があるかどうかを確認しておくのがおすすめです。
自社が求める人物像と似た人材を採用した実績があるサービスであれば、成果を期待できるでしょう。
新卒採用代行サービスを活用する際の注意点
新卒採用代行サービスをうまく活用するためには、いくつかの注意点があります。
効果を最大限に発揮してより良い人材を採用するために、以下で紹介するポイントに注意してサービスを利用して、効率の良い採用活動を行いましょう。
採用の課題と目的を明確にする
サービスを利用する前に、自社が抱える採用の課題と目的を明確にしましょう。
代行サービスを選ぶ際には、自社が抱える課題を解決できるサービスを選ばなければなりません。課題を明確化し、目的に合ったサービスを選ぶことで、事業者とのミスマッチを防ぎやすくなります。
事業者とのミスマッチは採用のミスマッチを生み、早期離職につながる恐れもあるでしょう。自社にマッチするサービスを選ぶために、採用課題と目的の明確化が大切です。
費用対効果を事前に検証する
外部サービスの利用には当然費用がかかります。サービスの内容や特徴によって金額や料金形態も異なるため、費用面についての確認も必要です。
費用当たりの工数や、無駄なフェーズがないかどうかを確認してからサービスを利用しましょう。
費用面で大切なのは費用対効果の高さです。ただ単に月額料金が安いからという理由で選ぶのではなく、費用に見合う効果が得られるかどうかを事前に検証しましょう。きちんと検証せずに自社と合わないサービスを導入してしまうと、かえって余計な費用がかかってしまう恐れがあります。
サービス事業者に任せきりにしない
新卒採用代行サービスを利用する場合でも、すべてをサービス事業者に任せきりにしてしまわないよう注意しましょう。
定期的に進捗や改善点を共有して、内容を常に把握できるよう綿密なコミュニケーションをとる必要があります。
採用活動を効率化するために外部の業者を利用するのであって、あくまで自社が主体となって考えなければなりません。「気が付いたら結果の数字しか分からない」ということにならないよう、しっかりと連携をとりブラックボックス化を避けましょう。
まとめ
新卒採用代行サービスは、新卒採用のノウハウ不足や負担増加に苦しむ企業にとって1つの解決策となりえるサービスです。採用業務を委託することで、それらの課題を解消し、効率的に業務を進められます。また、代行サービスを通じて最新の手法やトレンドに関する情報を得ることで、企業の採用力をより高めることも期待できます。
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