面接でアイスブレイクを入れる目的は?行う際のポイントやテーマ例を紹介します!

面接 アイスブレイク

面接は堅苦しい雰囲気で緊張感があり、なかなか応募者の素を引き出せません。そこで、応募者の素を見て自社に合う人材かどうかを確認するために、面接時にアイスブレイクを入れる企業があります。

今回は、面接でアイスブレイクを入れる目的やアイスブレイクをする際のポイントをご紹介します。

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面接でアイスブレイクを入れる目的は? 

面接でアイスブレイクを入れる目的は、企業によって異なります。主な目的は以下の通りです。

  • 応募者の緊張をほぐす
  • 応募者の素の部分を引き出す
  • 自社のイメージアップ

それぞれについて詳しく解説します。

応募者の緊張をほぐす 

面接でアイスブレイクを入れる目的の多くは、応募者の緊張をほぐすためです。

就活生は、しっかりと準備をして面接に臨みます。しかし、どれだけ練習していてもいざ面接会場に入ると緊張する人がほとんどです。

応募者が緊張した状態で面接に臨むと、自己PRが思うようにできず、消化不良の面接となってしまう可能性があります。企業側も、どのような人材なのか把握できず、自社に合う人材を逃しかねません。

そこで、アイスブレイクを入れてリラックスした状態で面接を始めることで、自然なコミュニケーションが期待でき、自社に会う人材かどうかを見極めやすくなります。

応募者の素の部分を引き出す 

緊張をほぐして、応募者の素を見ることが目的のケースもあります。

応募者がリラックスしてスムーズにやりとりができると、対話のなかからその人本来の考えや率直な意見、入社後の希望などを引き出せます。これによって、自社に合う人材かどうか、価値観が似ているかを把握可能です。

基本的に、アイスブレイクの質疑応答の内容は直接合否に影響しません。しかし、仕草や表情などから取得できる情報は、採用ミスマッチの回避に有効です。

自社のイメージアップ 

自社によいイメージを持ってもらうために、面接にアイスブレイクを入れることがあります。

面接官の印象が「冷たい」や「淡々としている」と感じると、就活生は企業に対して悪いイメージを持ちます。悪いイメージを持たれると、内定を出しても辞退される可能性が高く、他社に流出しかねません。

企業の代表である面接官は、単にニーズに合う人材かどうかを見るだけではありません。面接を通して自社によいイメージを持ってもらい、応募者のなかの自社の志望度を上げてもらうことも役割です。

面接のアイスブレイクに適した時間

面接におけるアイスブレイクは、全体の5〜10%程度を目安に設定すると効果的です。たとえば、30分の面接であれば約1分30秒〜3分、60分の面接なら3分〜6分程度が理想的です。短すぎると応募者の緊張が十分にほぐれません。一方で、長すぎると本題に充てる時間が削られてしまいます。アイスブレイクは適切な時間を確保すると、自然な会話の流れが生まれます。応募者が、本来の力を発揮しやすい雰囲気を作れるでしょう。

面接でアイスブレイクを行う際のポイント 

面接でアイスブレイクをする際は、以下のポイントを意識しましょう。

  • 来社のお礼を伝える
  • 合否に影響しないことを伝える
  • クローズド・クエスチョンで話を展開させる
  • 時間配分を決めておく

それぞれについて詳しく解説します。

来社のお礼を伝える 

アイスブレイクに入る前に、まずは来社のお礼を伝えます。アイスブレイクをしようと考えると、ついいきなりアイスブレイクに入るケースが多いものの、初めにすべきことは来社のお礼です。お礼を伝えたら、次に簡単に自己紹介をします。企業や面接官の名前を伝えましょう。

面接官は候補者の合否を決める立場です。しかし、「候補者から選ばれる立場」であることも忘れてはいけません。まず最初に、企業や面接官の名前を伝えましょう。

合否に影響しないことを伝える 

アイスブレイクをする際は、アイスブレイクの内容は合否に影響しないことを事前にアナウンスしましょう。事前にアナウンスすることで、応募者はアイスブレイクの質問に身構えることを防げます。

応募者によっては、「この質問も合否に影響するのでは」と疑ってしまいます。このケースでは、面接官に好かれるための回答になる可能性があり、素を引き出すことはできません。

アイスブレイクは、緊張をほぐすための質問です。アイスブレイクの質問で緊張しないように、合否に影響しないことを事前に伝えましょう。

クローズド・クエスチョンで話を展開させる 

アイスブレイクの質問は、クローズド・クエスチョンを心がけましょう。

クローズド・クエスチョンとは、YESかNOで答えられる質問のことです。クローズド・クエスチョンは回答がふたつしかないため、候補者が答えやすく、最初の質問に向いています。

通常の面接の質問では、その人のことを知るために質問を深掘りします。しかし、アイスブレイクはあくまでも緊張をほぐす質問のため、深く考えず回答できる質問をしましょう。

時間配分を決めておく 

時間配分を事前に決めましょう。

アイスブレイクの時間が短すぎると、候補者の緊張を和らげられません。また、長すぎると肝心の面接時間が減ります。

アイスブレイクの目的達成や、面接時間が減ることを防ぐために、時間配分は重要です。場をコントロールできるように、トークテーマをいくつか事前にチョイスして、状況に適した質問をしましょう。

時間を事前に決めて、時間になったら面接を始めることもおすすめです。

面接のアイスブレイクテーマ例 

面接のアイスブレイクのテーマは、候補者が回答しやすい質問であればどのようなものでも構いません。しかし、アイスブレイクをしたことがない企業にとって、どのような質問をすればよいか分からないとお悩みの企業もあるでしょう。

そこでここでは、面接のアイスブレイクのテーマ例をご紹介します。

趣味や特技 

趣味や特技に関する質問をしましょう。趣味や特技、興味に関するアイスブレイクは、履歴書やESなどの応募書類の項目欄に記載されていることが多く、回答しやすい質問です。

また、趣味や特技は候補者が好きなことに関する質問です。プライベートな話題で盛り上がると、面接前に距離を縮められたり、好きなことを話せることでリラックスできたりします。

時事ネタ 

大きなイベントやニュースなどの時事ネタも、アイスブレイクの鉄板ネタです。

時事ネタがアイスブレイクの質問に使われることの多い理由は、お互いに知識のある質問で話しやすいためです。会話が盛り上がれば、距離が縮まって緊張をほぐせます。

また、オリンピックやワールドカップなど、国をあげてのイベントは応募者も知っているケースが多いため、話が盛り上がりやすいテーマです。国をあげてのイベントが開催されている時期は、アイスブレイクの質問に組み込みましょう。

天気 

天気に関する質問もおすすめです。なぜなら、直近の天気や気候に関する話題は、誰に対しても使えるアイスブレイクのためです。

趣味や時事ネタは、お互いに知らない内容になる可能性があります。面接官が知らない内容だと、話がなかなか盛り上がりません。

しかし、天気や気候は性別や年代を選ばない話題です。そのため話が進みやすく、面接に慣れていない担当者でも気軽に使えます。

当日の朝食

午前中の面接やオンライン面接では、「当日の朝食」を話題にするのがおすすめです。日常的で答えやすいテーマのため、応募者の緊張を和らげやすく、自然な会話につながります。また、回答内容からは生活習慣や健康意識、さらには時間管理の様子も垣間見ることが可能です。例えば「忙しい朝でも必ず食べる」「前日から用意しておく」などのエピソードは、計画性や自己管理力を知る手がかりになります。リラックスしつつ人柄を引き出せる有効なアイスブレイクです。

当日の交通手段

アイスブレイクテーマとして、当日の交通手段もおすすめです。

当日の交通手段は、応募者にとってつい先ほどの話であるため、回答に困る必要がないといえます。

また、自宅から自社までの通勤経路に混雑が予想される場合は、空いている時間帯や混みにくいルートを教えると喜んでもらえるでしょう。

当日の交通手段は、面接を開始してすぐのアイスブレイクにおすすめです。

その際は、「本日はお忙しいなか、来社していただきありがとうございます」と伝えてから質問に入ると、応募者へ好印象を与えられます。

ゆかりのある土地

アイスブレイクでおすすめなテーマが、ゆかりのある土地に関する質問です。

出身地や大学のある場所、留学先などについての質問は、応募者が比較的リラックスして回答できるテーマです。また、面接官との共通点があると話が盛り上がりやすくなり、応募者の緊張感が和らぎます。

ただし、本籍や出生地などを聞き出すことは、就職差別に該当するおそれがあるためNGです。

ゆかりのある土地に関するテーマは、応募者が気軽に回答できる範囲で質問するとよいでしょう。

休日の過ごし方

面接のアイスブレイクテーマとして、休日の過ごし方を質問することで、候補者の人となりが分かります。趣味やリラックス方法などの話題を通じて、自然な会話の流れを作れるでしょう。

また、仕事とのメリハリのつけ方を知ることで、職場での働き方イメージが持てます。このテーマは、アイスブレイクの中盤以降に取り入れることで、候補者がある程度リラックスした状態で話しやすくなるため、効果的です。

オフィスや周辺環境

オフィスや周辺環境について質問すると、応募者が職場環境で重視するポイントや価値観を把握できます。例えば「明るい雰囲気が好き」「静かな環境が落ち着く」などの答えから、働き方の相性も見えてくるでしょう。また、周辺の飲食店やカフェのおすすめメニューを軽く紹介すれば、場の空気を和らげるために効果的です。「近くに○○がおいしいお店があるんですよ」など、雑談を交えた会話は応募者の緊張をほぐし、面接全体をよりリラックスした雰囲気に導くことが可能です。

面接官との共通点

面接官と応募者の間に共通点が見つかると、応募者は一気に親近感を抱きやすくなります。出身地や趣味、過去の経験など、ちょっとした共通項でも会話が弾み、緊張が和らぐ可能性があります。ただし、面接官が自分の話ばかりしてしまわないよう注意が必要です。共通点をきっかけに会話を広げつつも、応募者が自分の考えや経験を話せる時間を確保することが重要です。あくまでアイスブレイクは応募者がリラックスして話せる環境づくりの一環として活用し、面接の本題へ自然に移行できる流れを意識しましょう。

オンライン面接に関する質問

オンライン面接の経験について尋ねることは、応募者の環境や慣れ具合を知るうえで有効です。例えば、「オンライン面接は初めてですか?」や「大学の授業もオンラインが多かったですか?」といった質問は答えやすく、会話のきっかけになります。特に、接続状況やカメラ・マイクの操作確認を終えた直後に聞くと、自然な流れでアイスブレイクに移行可能です。また、応募者が話しやすい雰囲気を作れるだけでなく、オンライン環境でのコミュニケーション能力や適応力を間接的に知ることもできます。

不安や緊張への共感

面接の場では、多くの応募者が少なからず不安や緊張を抱えています。その気持ちに対して理解を示し、「緊張しますよね、私も就活のときはそうでした」などと共感を伝えることで、応募者の心をほぐせるでしょう。こうした共感は、単なる形式的な言葉ではなく、相手の立場に立った温かい態度が重要です。また、共感を示すことで応募者は「ここなら自分を出せそう」と感じ、自然体で話しやすくなります。結果として、面接官と応募者の間に信頼感が生まれ、より充実した面接時間を作ることができます。

グループ面接で使えるアイスブレイク

グループ面接では、緊張を和らげつつ、候補者同士の交流を促すアイスブレイクが重要です。円滑なコミュニケーションを図ることで、候補者がリラックスし、面接本来の力を発揮しやすくなるでしょう。

ここでは、グループ面接で使えるアイスブレイクについて紹介します。

Good&New

「Good&New」は、最近あったよい出来事や新しい発見を共有するアイスブレイクです。ポジティブな話題を取り上げることで、面接の雰囲気を明るくし、リラックスしやすい環境を作れます。

また、話す内容に個性が出やすく、候補者の価値観や考え方を知るきっかけになり得ます。発言の順番をランダムにすることで、緊張をほぐしながら、候補者の柔軟な思考力も見極められるでしょう。

共通点探しゲーム

共通点探しゲームは、候補者同士または候補者と面接官の間で共通点を見つけるアイスブレイクです。自己紹介を兼ねながら共通点を探すことで、短時間で打ち解けやすくなるでしょう。また、共通点を探す過程で、チームワークやコミュニケーション能力を発揮する場面が増えるため、候補者の適性を測る指標としても活用できます。

「好きな映画」「出身地」「最近ハマっていること」などのテーマを設定することで、候補者同士の距離が縮まり、自然な会話が生まれます。

リレー式自己紹介

リレー式自己紹介は、グループ面接に適したアイスブレイクの1つです。最初の人が自己紹介をし、次の人はそれまでの人の名前を挙げたうえで自分の自己紹介をします。この流れを繰り返すことで、候補者同士が名前を覚え、場の一体感が生まれるでしょう。

また、聞く力や記憶力も試されるため、相手の話をしっかり聞く意識が高まります。面接の緊張を和らげながら、自然な形でコミュニケーションを促す効果が期待できるしょう。

ヒーローインタビュー

ヒーローインタビューは、候補者同士でペアを組み、お互いの成功体験についてインタビューするアイスブレイクです。相手の話を引き出しながら、自分の言葉で要点をまとめる力が養われるため、単なる会話の場ではなく、コミュニケーションスキルを試す機会とも言えます。

また、ポジティブな話題を共有することで、場の雰囲気が明るくなり、候補者の個性も引き出せます。聞き手は相手の話を深掘りしながら、共感を示すことがポイントです。面接官も途中で質問を投げかけることで、会話がより活性化するでしょう。

アイスブレイクを行う際のNG例

アイスブレイクは、応募者の緊張感を和らげることが目的です。そのため、答えにくい質問や「合否を判断しているのでは」と誤解される質問は控えた方がよいでしょう。

ここでは、アイスブレイクのときに質問しない方がよいとされるNG例をご紹介します。

心理状態についての質問

アイスブレイクのNG例では、心理状態について聞くことがあげられます。

面接は、ほとんどの応募者が緊張した状態で臨みます。そこで「緊張していますか」「よく眠れましたか」などと質問しても、応募者は「はい」としか答えようがありません。

アイスブレイクはあくまで「緊張を和らげるためのコミュニケーション」です。

心理状態についての質問は、応募者が回答に困り余計に緊張する可能性があるため、かえって悪い印象を与えるでしょう。

合否に影響があると誤解させる質問

アイスブレイクでは、合否に関わることだと誤解させる質問は避けた方が無難です。

例えば「どのようなきっかけで弊社を知りましたか」「面接は何社か受けていますか」など、志望動機や選考状況を聞き出すことはNGです。

このような質問は、自分の選考に直接関わると捉える可能性が高いため、かえって応募者が緊張するおそれがあります。

アイスブレイクは、選考に関係のない話で緊張を和らげることが目的であるため、合否に影響があると誤解される質問は控えましょう。

ネガティブな時事ネタに関する質問

アイスブレイクのときに避けたいテーマが、ネガティブな時事ネタやニュースに関する質問です。

有名人のスキャンダルや災害など、芸能人の不祥事やネガティブなニュースに関する質問は、その場の雰囲気が重くなるため避けた方がよいでしょう。

また、新型コロナウイルス感染症や震災の話題は、応募者を傷つける可能性があります。

オリンピックやパラリンピックなど、ポジティブなテーマなら問題はありませんが、ネガティブな話題は応募者に不快感を与えるため、控えることがおすすめです。

プライベートに踏み込んだ質問

アイスブレイクでは、プライベートに踏み込んだ質問はNGです。

応募者の自己開示を促進したい一方、線引きが分からずプライベートに踏み込みすぎてしまった場合、応募者は大きな不快感を覚えるでしょう。

例えば、性自認や恋愛に関する質問は、ハラスメントと捉えられるおそれがあります。

プライベートに踏み込んだ質問は、内容によっては「偏見があるのでは」と応募者に誤解されるため、アイスブレイクには適していません。

採用選考時に配慮すべき事項に関する質問

宗教や支持政党など、個人の思想に抵触する質問はアイスブレイクにふさわしくありません。

厚生労働省では、採用選考時に配慮しなければならない事項を定めています。

例えば、家族の職業や住居状況など、「応募者に責任がないこと」は、本人の適性や能力に一切関係がないため質問してはいけません。

また、購買新聞や思想に関することなど、「個人の自由であること」に関する質問もNGです。

これらは就職差別にあたるため、アイスブレイクのみならず面接時の質問としても避けた方がよいでしょう。

出典:厚生労働省『公正な採用選考の基本

健康状態の質問

病歴や通院歴などの健康状態に関する質問は、応募者のプライバシーに深く関わるため、取り扱いには細心の注意が必要です。こうした質問は、業務に直接関係しない限り避けるべきであり、選考結果に不当な影響を与える可能性があります。また、たとえ悪意がなくても、応募者に「不公平に判断されたのでは」という不信感を抱かせることがあります。必要がある場合でも、質問の目的を明確にし、業務遂行に必要な範囲に限定して聞くことが大切です。公正で安心できる面接環境を整えることで、応募者も安心して自分を表現できます。

アイスブレイクの注意点

アイスブレイクをするときは、気をつけたいポイントがあります。

以下では、面接官が事前に把握するとよい注意点をご紹介します。

面接官も自己開示を行う

アイスブレイクでは、面接官も自己開示や自己紹介をしましょう。

一方的に質問すると、たとえそれがアイスブレイクだったとしても、応募者は「合否を判断されているかもしれない」と思いプレッシャーを与える原因になりかねません。

それを防ぐためには、面接官も自分のことを積極的に伝え、応募者に心を開いてもらうことが大切です。

その際、「自分語り」にならないよう注意しましょう。

自己開示するときは、応募者との共通点に着目し、そこから話を広げることがポイントです。

きちんと目を見て話す

面接のアイスブレイクでは、面接官が候補者の緊張をほぐす姿勢を取ることが重要です。話題だけでなく、視線や表情にも気を配ることで、候補者は落ち着いて話しやすくなるでしょう。

きちんと相手の目を見ながら話すと、信頼関係は築きやすいですが、じっと見つめすぎるとプレッシャーを与えるため、適度に視線を外しながら会話を進めることが大切です。アイスブレイクは、単なる会話ではなく、候補者との距離を縮めるための工夫が求められます。

テーマやトークパターンはあらかじめ用意する

面接のアイスブレイクを円滑に進めるには、事前準備が重要です。面接官がその場で話題を考えると、流れがぎこちなくなり、候補者の緊張を和らげるどころか、かえって不安を与えてしまう可能性があります。

そのため、アイスブレイクで話すテーマやトークパターンを事前に準備し、スムーズな進行の心がけが大切です。想定問答をいくつか用意し、どのように話を展開するかをシミュレーションすることで、より効果的なアイスブレイクができるでしょう。

オンライン面接では通信や操作の確認を行う

オンライン面接では、アイスブレイクの一環として通信状況や音声に乱れがないかを確認するとよいでしょう。

応募者のなかには、オンライン面接に慣れていない人も多くいます。そのため、はじめに操作方法の確認や画面状況を一緒にチェックすると応募者もリラックスできます。

また、聞き取れなかった場合はその都度聞き返してもらうことや、万が一トラブルがあった際の連絡先なども予め伝えておくことがおすすめです。

オンライン面接は、通信状況や操作方法を事前に確認し、応募者がリラックスして面接に臨めるための配慮が大切です。

声の大きさや話す速度に気をつける

面接では、応募者が内容を正確に理解できるよう、声の大きさや話す速度に配慮することが重要です。必要以上に早口になると聞き取りづらくなり、逆に遅すぎても間延びしてしまいます。落ち着いたテンポと明瞭な発声を心がけ、応募者が安心して会話できる雰囲気を作りましょう。また、面接の冒頭で「聞き取りにくい場合は遠慮なく聞き返してください」と一言添えると、応募者が質問や確認をしやすい環境を整えられます。こうした配慮は信頼関係の構築にも有効です。

意識してリアクションをとる

応募者が話している最中に面接官からのリアクションが全くないと、「自分の話が伝わっているのか」「興味を持ってもらえているのか」と不安に感じさせてしまいます。特にオンライン面接では表情や仕草が画面越しで伝わりにくいため、大きくうなずく、口角を上げる、相槌を打つなど、意識的にリアクションをとることが大切です。こうした反応は、応募者の緊張を和らげ、安心して話せる雰囲気を作ります。適度なリアクションは、信頼関係の構築にもつながります。

応募者の本音を引き出すにはカジュアル面談も有効

カジュアル面談とは、正式な選考に入る前の段階で実施される、比較的リラックスした雰囲気の面談です。応募者が企業文化や仕事内容を理解するきっかけとなり、同時に企業側も応募者に自社へ興味を持ってもらうことが目的です。選考色を薄めることで応募者が本音を話しやすくなり、経歴やスキルだけでなく価値観や人柄を知ることができます。また、双方向のコミュニケーションを通じて、相互理解を深められるのも大きなメリットです。

まとめ 

アイスブレイクをして候補者の緊張をほぐしたり、素を引き出したりすることは、ミスマッチを防ぐ有効な方法です。面接の前にアイスブレイクを入れて、緊張をほぐしましょう。

新卒採用がなかなかうまくいかない際は、アイスブレイクを入れるだけではなく、新卒スカウトサービスABABAの活用がおすすめです。なぜなら、ABABAには以下の特徴があるためです。

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アイスブレイクを入れて候補者の素を引き出すことで、ミスマッチを防げて内定承諾率の向上が期待できます。

内定を出してもなかなか承諾してもらえないと、お悩みの企業は少なくありません。内定承諾率を上げるためには、アイスブレイクを入れるだけではなく、内定辞退の原因を知って適切な対策をすることが大切です。

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