内定者フォローにおすすめのグループワーク6選!必要性や注意点も解説

新卒採用における内定者フォローは、入社予定の学生と企業の関係性において重要な役割を担います。この記事では、内定者フォローで活用できるグループワークを紹介します。実施のポイントとあわせて参考にしてください。
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内定者フォローでグループワークを実施する必要性
内定者フォローの形式として、対面やオンラインでの交流イベントが一般的です。
なかでも、グループワークがよく活用されます。内定者フォローの場でグループワークを実施すると、どのような効果が期待できるのでしょうか。具体例は以下のとおりです。
- 内定者が抱える不安を解消できる
- 組織内でのコミュニケーション能力が構築できる
- 内定者の人物像を事前に把握できる
多くの内定者は、入社後の仕事や人間関係に対して不安を抱きます。グループワークの経験を積むと、新たな組織に溶け込むための訓練が可能です。
グループワークを実施すると、企業側にもメリットが存在します。内定者の人柄が把握できるうえに、学生と関係を築くことで内定辞退の予防も期待できます。
グループワークの運営方式
グループワークには、主に3つの運営形式があります。
- 対面形式
- オンライン形式
- ブレンディッドラーニング形式
ここでは、それぞれについて詳しく解説します。
対面形式
対面形式のグループワークは、企業の担当者と内定者が直接顔を合わせて行います。
企業が提示した課題に対して複数名で議論し、時間内に結論を導き出すことが一般的です。
この形式は、相手の表情やその場の雰囲気など体感で得られる情報が多く、内定者同士の親睦も深められます。また、対面形式ではコミュニケーションが取りやすく、明確に意思疎通を図れるため、全体の流れをスムーズに進められることが特徴です。
対面形式では、個々の発言や行動など評価できるポイントが多く含まれており、多くの企業が取り入れている方法です。
オンライン形式
オンライン形式のグループワークは、Web会議システムを使って実施します。
対面形式と大きく異なることは、動画を録画したり共有できたりする点です。録画した映像を共有機能を使ってシェアすれば、反省や復習に活かせるでしょう。
また、オンライン形式ではWeb会議システムによって豊富な機能が使えます。
例えばホワイトボードでは、実物と同じ要領で書き込めるため、内定者同士でディスカッションしながらアイデアの共有が可能です。
これらの利便性を踏まえ、昨今ではオンライン形式でのグループワークが普及しており、今後も導入する企業は増えるといわれています。
ブレンディッドラーニング形式
ブレンディッドラーニング形式は、eラーニングやグループワーク、動画コンテンツなどを組み合わせて実施します。
この形式は、内定者同士の時間をすべて実践や交流に活用できるため、効率的で充実した学習が期待できます。
基本的なパターンとしては、eラーニングや動画コンテンツを使って個人で基礎知識を学んだあと、それらをグループワーク内で議論する方法が一般的です。
ブレンディッドラーニングは、各方法のメリットを活かして学習内容を定着できるため、効果的に内定者の成長を促せるでしょう。
対面編|内定者フォローにおすすめのグループワーク6選
内定者フォローで活用できるおすすめのグループワークを紹介します。
以下は、対面のイベントで実施できるグループワークの3選です。それぞれの特徴とメリットを把握したうえで、自社の内定者フォローに導入しましょう。
1.マシュマロチャレンジ
マシュマロチャレンジは、パスタやマシュマロなどの材料を使って、できるだけタワーを高く建てるゲームです。
世界記録は99mといわれており、グループワーク内で記録更新を目指す企業も多くあります。
マシュマロチャレンジでは、創造力や計画力を発揮できるほか、コミュニケーション能力や連帯感の強化が期待できます。
エンターテイメント感があり、内定者同士が初対面であっても楽しんで取り組めるグループワークといえるでしょう。
2.バースデーライン
ゲーム形式のグループワークとして、バースデーラインをおすすめします。
これは、各チームのメンバーが、誕生日の早い順や遅い順で一列に並ぶスピードを競うゲームです。内定者同士が初対面であるときに、アイスブレイクを目的として取り入れられます。
単純なゲームながら、細かくルールを設定すると長時間楽しめるでしょう。
素早く正確に並んで勝利するためには、メンバー同士の意思疎通が大切です。自然と会話が生まれるため、内定者フォローの場に適したゲームといえます。
3.チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、身体を動かしながら取り組めるグループワークです。柔らかいスポンジ製の剣を使い、相手の肩や腕に付いているボールを落とします。
ルールが単純で力を必要としないため、多くの参加者同士で協力できる点が特徴です。チーム戦で競い合うときは、戦略を立てる際にチームの会話が増えます。
アクティビティ型のゲームを内定者フォローに取り入れると、参加者の緊張が緩和され、自分の個性を発揮しやすい環境が作れるでしょう。
4.伝言ゲーム
伝言ゲームは、10人前後のチームを組み、ひとりずつ順番にお題を伝えるゲームです。
ポイントとしては、少々難しいお題を短い時間で伝えることです。
一般的に、チームごと列に並んでスタートし、先頭の人からお題を伝達します。そして最後の人がホワイトボードや紙に伝言を書き出し、どこまで正確に伝えられたのかを確認します。
伝言ゲームでは、必要な情報を聞き取り相手に正確に伝える力が身につくため、入社後のビジネススキルに発揮できるでしょう。
5.ノーカタカナヒントクイズ
ノーカタカナヒントクイズは、カタカナを使わずにお題を説明するゲームです。司会者、出題者、回答者の3つに分かれて実施する早押しクイズです。
ルールは簡単で、まず司会者は出題者をひとり選び、その人にお題を伝えます。つぎに出題者は、カタカナを使わずに回答者へお題を説明します。そして回答者は、分かった人から挙手制で回答し、最後に正解数の多かった人が勝利です。
ノーカタカナヒントクイズは、普段何気なく言葉にするカタカナの多さに改めて気付けるゲームです。その発見や驚きを内定者同士で楽しめるため、アイスブレイクとしても有効でしょう。
6.NASAゲーム
NASAゲームは、コンセンサスゲームの一種です。グループ内で課題について話し合い、全員が納得できる結論を導き出します。
NASAゲームのやり方は、まず宇宙飛行士が遠く離れた地点に不時着したと設定します。つぎに、母船へ向かうために持ち出せるアイテムが15個あるとし、チームで話し合ってそれらに優先順位をつける方法が一般的です。
そして、そこで導き出した結論とNASAの回答を比較し、最後にどの程度合っていたかを勝負します。
NASAゲームでは、議論を通して意見を合わせる難しさや、相手へ配慮した建設的なコミュニケーションなどのビジネススキルが習得できます。
オンライン編|内定者フォローにおすすめのグループワーク6選
対面編に続いて、オンラインで取り入れられるグループワークを6つ紹介します。
対面イベントの開催が困難なときは、オンライン上での内定者フォローを図りましょう。ゲーム形式で、コミュニケーション能力の養成に役立ちます。
1.ディベート
ディベートは、オンラインでも活用できる定番のグループワークです。あるテーマに対して、賛成派と反対派に分かれて互いの意見を主張し、議論します。
発表までの限られた時間を使ってチーム内の意見をまとめる過程で、内定者同士のコミュニケーションを増やせる点がディベートのメリットです。
相手よりも納得感のある主張をするには、論理的思考力が求められます。入社後に想定されるプレゼンや商談の練習にもつながるでしょう。
2.コンセンサスゲーム
コンセンサスゲームとは、与えられた課題に対してチームで協力しながら最適な回答を導き出すグループワークです。コンセンサスとは「合意」のことを指します。
一般に、社会人向けの研修や選考の一環として実施される機会が多いゲームです。内定者フォローで取り入れると、お互いの意見をすり合わせる能力が養えます。
ビジネスの世界では、関係者全員が満足できる結論は出せないケースがあります。互いに譲歩しながら、着地点を見つける能力は重要です。
3.絵しりとり
オンラインで実施しやすいグループワークとして、絵しりとりもおすすめです。文字を使わず絵だけでしりとりをするゲームで、アイスブレイクに向いています。
Web会議システムの画面共有やチャット機能を使うと、オンライン環境でもスムーズに絵しりとりを進められます。ゲームでITツールの操作練習が可能です。
少ないヒントから答えを探す過程では、チーム内のコミュニケーションが活発化します。しりとりを長く続けられると、結束力が高まるでしょう。
4.共通点探しゲーム
共通点探しゲームは、その名の通り内定者同士の共通点を見つけるゲームです。
内定者同士の特徴や共通点を見つけ出し、自然と会話や交流を深められます。ZoomやGoogle Meetのルーム機能を使用すれば、簡単にグループ分けができます。
趣味や特技などをはじめ、初めて経験したアルバイトや好きな歌手など、内定者のパーソナルな部分が見える質問を用意するとよいでしょう。
考え方が似ていたり好きなものが同じだったりすると、親近感が持てるため、入社後の関係構築に役立ちます。
5.Good & New
Good&Newは、24時間以内に自分に起きたよいことや新しい発見を、1分以内で発表するゲームです。
このゲームは、アメリカの教育学者であるピーター・クライン氏が考案しました。短時間で話し手の趣味や価値観が分かるほか、チーム活性化やポジティブ思考につながるため、朝礼や定例に導入する企業は多いといわれています。また、発表後に必ず全員で拍手を送ることが特徴です。
Good&Newはオンラインのグループワークとして活用しやすく、内定者同士のコミュニケーションを活性化できます。
6.会社クイズ
会社クイズは、社員に関するクイズに回答するゲームです。回答を3択や◯×形式で出題する方法が一般的です。
オンラインのグループワークに参加する社員や社長のプライベートにまつわるものだと、より親しみを感じてもらえます。意外なものが正解だった場合には大いに盛り上がるため、グループワークにおすすめのゲームです。
会社クイズは企業や社員への理解が深まり、入社意欲の向上が期待できます。
内定者フォローでグループワークを実施する際の注意点
グループワークには、内定者の不安を解消させる効果や、同期のつながりを強くする効果があります。
一方、実施方法によっては、内定者に不信感を与えるおそれもあります。気をつけるポイントとして、以下の3つを確認しましょう。
内定者にグループワークを実施する目的を伝える
参加する内定者に対しては、グループワークの目的をあらかじめ伝えましょう。目的を知らずにゲームが始まると、心理的な負担を生むおそれがあります。
たとえば、いきなりディベートやコンセンサスゲームを開催すると、自分の良さをアピールしようと過度に力んでしまう内定者の存在が想定されます。
ビジネススキルの養成や同期間の懇親など、目的を明確にすると内定者の不安が軽減でき、実施後の効果測定も可能です。
グループワークが苦手な内定者へのフォローを検討する
グループワークが苦手な内定者に対しては、企業側からの追加フォローを試みましょう。誰もが参加しやすい環境を作らなければ、内定辞退につながるおそれがあります。
フォローとして、以下のような施策が有効です。
- 共通点のある参加者同士でグループ分けをする
- アイスブレイクの時間を設ける
- 研修担当者から内定者に声かけをする
内定者の不安を解消するための機会で、グループワークに対する苦手意識を与えると本末転倒です。参加者の状況を観察する必要があります。
事前に通信環境を確認する
オンラインでグループワークを開催するときは、通信環境のテストを実施しましょう。当日に通信エラーが多発すると、イベントの進行が滞り、参加者に迷惑がかかります。
企業側の機材環境を整えるだけでなく、必要に応じて内定者との接続テストを実施すると、当日のグループワークを円滑に進められます。
また、内定者側の通信環境を確認することも大切です。PCやWi-Fiなどの環境が整っていない内定者には、レンタル機器の手配を検討しましょう。
まとめ
この記事では、内定者フォローとして活用できるグループワークの種類を解説しました。オンラインや対面など実施形式を問わず、さまざまなグループワークが取り入れられます。内定者の不安を解消して同期のつながりが作れると、入社後は速やかに馴染めるでしょう。
グループワークを取り入れるときは、内定者に与える心理的な影響を考慮することが大切です。目的を把握できずにイベントが始まると、逆に不安を与えるおそれがあります。グループワークに溶け込めていない参加者へのフォローも忘れず、内定者をサポートしましょう。
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