新卒を集める会社説明会とは?内容や流れを徹底解説

今回は、新卒向けの会社説明会で話す内容や、形式ごとのメリット・デメリットなどをご紹介します。会社説明会では、形式や内容によって就活生に与える印象が大きく異なります。自社の強みや文化を再度定義しつつ、魅力を伝えられる説明会を構築しましょう。
魅力的な会社説明会で多くの母集団を形成できても、その中から自社にマッチした優秀な学生を見つけ出すのには、多大な時間とコストがかかります。スカウトサービス「ABABA」なら、他社の選考で既に高い評価を得た学生に直接アプローチが可能。説明会では出会えなかった層も含め、効率的に質の高い採用へと繋げます。
新卒向け会社説明会の目的
まずは、新卒向け会社説明会の目的を解説します。新卒向け会社説明会は採用活動の一環であり、自社の事業や魅力を就活生に伝えるための絶好の機会です。
会社説明会の目的を把握したうえで、採用活動を成功につなげるための施策を講じましょう。
企業への理解度や志望度を高めるため
新卒向け会社説明会は、企業への理解度や志望度を高めるために開催されます。就活生の企業理解が浅いままだと、ビジョンやミッションが理解されないまま「なんとなく」で志望される場合があります。
その結果、第一候補から外されたり、面接の途中離脱が発生したりなどのリスクが生じることもあるでしょう。説明会で企業の情報を発信することで、就活生は入社の決め手となる要素を享受でき、面接前からエンゲージメントを深められます。
母集団形成のため
母集団の形成も、新卒向け会社説明会の目的の一つです。企業にとっての母集団とは、面接や選考に参加する(可能性のある)候補者全体のこと。母集団の規模は採用活動の成功に直結します。
新卒向け会社説明会では、自社の従業員が就活生と直接的なコミュニケーションをとり、企業の魅力をPRします。就活生が会社の風土や文化、キャリアのイメージを肌で感じられるため、選考への意欲を刺激できるのです。また優秀な母集団形成のためには、ABABAのような外部サービスの併用も効果的です。
新卒向け会社説明会の形式ごとの特徴
ここでは、新卒向け会社説明会における、形式ごとの特徴をご紹介します。今回ピックアップするのは、個別企業説明会・合同企業説明会・オンライン企業説明会の3種類。
自社の認知度や集客数の目安に合わせて、適切な形式を選択しましょう。
個別企業説明会
個別企業説明会は、企業が1社のみで実施する説明会です。就活生に対して、自社の魅力や採用情報をじっくりと伝えられるのが特徴です。一人ひとりにしっかりと対応できるため、志望度の高い学生にとくに効果的なアプローチができます。
デメリットとしては、企業の知名度が低いと集客が難しいこと。広報や運営に必要なコストと相談したうえで選択しましょう。リスクがある分、就活生とのエンゲージメントの構築はしやすく、内定承諾率の向上につながりやすい形式です。
合同企業説明会
合同企業説明会は、複数の企業が同じ会場内でブースを設置する形式の説明会です。人材会社やイベント会社が主催するスタイルが一般的で、学生が自由に歩き回りながら企業の話を聞いていきます。
知名度が低い企業でも就活生にアピールしやすいのが大きなメリット。その反面、参加企業が多いイベントでは有名企業に埋もれやすくなってしまう点に注意が必要です。他社との差別化という課題をクリアできれば大きなリターンを得られるでしょう。
オンライン企業説明会
オンライン企業説明会は、Web会議ツールや配信サービスを活用して実施する説明会です。自宅やカフェなどからでも参加できるため、遠方に住んでいる就活生や多忙な学生などにも幅広くアプローチできます。
参加の気軽さによる集客ハードルの低さが魅力ですが、画面越しだけでは企業の風土や雰囲気などを伝えにくいのが難点です。チャット機能や小規模グループセッションなどの工夫を取り入れることで、よりエンゲージメントを生カメられます。
新卒向け会社説明会の効果的な内容と流れ
ここでは、効果的な新卒向け会社説明会の内容や、具体的な流れについてご紹介します。とはいえ説明会自体に厳格な手順はありません。
ご紹介する流れはあくまで雛型としつつ、企業の魅力や特色をアピールするためのアレンジも検討しましょう。
プレゼンターの経歴紹介
新卒向け会社説明会の冒頭では、プレゼンターの自己紹介から始めます。プレゼンターの経歴や役職、実績などの紹介は、就活生の関心を引きつけるために効果的です。今までのキャリアや現在の担当業務も説明すれば、就活生も自分の未来を照らし合わせやすくなるでしょう。
表面的なキャリア説明だけではなく、入社した動機や成長の過程、仕事のやりがいなども話すことで、よりリアリティのある内容になります。さらにアイスブレイクになる一言があればフレンドリーな印象を抱かせ、企業にも親しみを感じられます。
会社概要
プレゼンターの紹介後は、会社概要について説明しましょう。最初に「どのような会社なのか」を簡潔に伝えられれば、以降の説明にも一貫性が生まれ、より深い理解が生まれます。
設立年は事業領域、規模、拠点などの基本情報だけではなく「業界内でどのような位置にいるのか」や「自社ならではの強み」などをわかりやすく伝えましょう。差別化ポイントや成長の歴史などを紹介する際は、スライドやグラフを使って視覚的に説明するとさらに伝わりやすくなります。
企業理念
企業の基本的な情報を説明した後は、ミッションやビジョンにかかわる企業理念の解説に移ります。理念説明はただ読み上げるだけではなく、創始者や企業のヒストリーやエピソードを交えると、より深く心に届きます。
企業理念は就活生が「自分はこの会社の考え方に共感できるのか」を判断するための重要な要素です。理念が実際にどのように働き方に影響を与えているのかを伝えられれば、さらに説得力が上がるでしょう。説明の最後に、今後の展望も伝えると効果的です。
仕事内容やスケジュール
企業理念の後は、入社後の仕事内容やスケジュールを具体的に説明していきます。配属予定の部署の業務をできるだけ細かく伝え、働き方をイメージしてもらいましょう。抽象的な表現は、就活生の不安を煽りやすいためできる限り避けてください。
スライドを活用して、1日の仕事の流れや年間スケジュールを説明する方法が有効です。たとえば営業職なら「顧客訪問」「提案準備」「社内の打ち合わせ」などを時間軸ごとに紹介できれば、鮮明なイメージにつながるでしょう。
福利厚生やサポート体制について
就活生がとくに気になる要素として、福利厚生やサポート体制が挙げられます。安心して働ける環境をイメージできるように、住宅手当・各種保険・休暇制度などの情報を伝えましょう。
企業独自のメンター制度や研修体制など、メンタルケアや自己成長をサポートする仕組みは、積極的に伝えます。昨今ではワークライフバランスを重視する学生が増加傾向にあるため、柔軟な働き方を実現している従業員の実績も紹介するとより効果的です。
現役社員との交流
大筋の説明が終わった後は、現役で働く社員とのコミュニケーションの時間を設けましょう。従業員との直接的な交流では、就活生の理解度や志望度の高まりが期待できます。座談会や質問回答会などのフェーズを取り入れ、入社後のイメージをより強めてもらいましょう。
交流では会社資料だけでは読み取れない雰囲気や、人間関係などを感じ取れます。質疑応答の時間を多めに取れれば、双方向のコミュニケーションを通じて企業理解が深まり、透明性や誠実なイメージの伝達につながるでしょう。
採用についての情報
新卒向け会社説明会の最後は、採用についての情報発信で締めます。採用フローや選考基準、今後の採用スケジュールなどを具体的に伝え、就活生が安心して応募準備ができる状態を目指しましょう。
エントリー方法や提出書類、選考ステップなどを細かく説明できれば、就活生が「何から始めればいいのか」に迷いにくくなります。説明された内容を後からすぐに確認できる方法(紙の資料やQRコードなど)も準備しておきましょう。最後に応募を後押しするメッセージを添えれば、行動意欲をさらに高められます。
ABABAとREALMEでスムーズな母集団形成が叶う
今回は、新卒向けの企業説明会の概要や、本番を想定した手順などをご紹介しました。新卒採用に課題を抱えている企業におすすめしたいのが、ABABAやREALMEなどの外部サービスの活用です。
ABABAは最終面接に進んだ就活生にアプローチできるため、優秀な母集団の形成に。REALMEはAIを使ったマッチング精度の活用で、自社に合った人材へのアピールに役立ちます。自社の課題解決が見込めるサービスを見比べ、採用活動を成功につなげていきましょう。