新入社員研修の目的は?目的の決め方や目的を明確にする理由を解説!

新卒採用活動をして無事新入社員の入社が決まったら、まずは新入社員研修を実施する企業が多いでしょう。研修には、今後自社で長く活躍してもらうためにマナーやスキルを身に着ける、社会人としての意識を促すなどさまざまな目的があります。研修を実施する前に、何のために行うのか目的を明確にしておかなければなりません。
この記事では、新入社員研修を実施する目的や、なぜ明確な目的を持たなければならないのか理由について解説します。
より有意義な研修にして効果を高められるように、ぜひ参考にしてみてください。
新入社員研修の目的は?
新入社員研修にはいくつかの目的があります。研修をより効果的なものにするために、実施する目的を正しく理解して、自社に合った目的で開催しましょう。
社会人としての意識改革
新入社員は、高校・大学と続いてきた学生生活を卒業して、初めて社会に出る人たちです。学生気分が抜けないままでは、社会人として働くにあたって影響が出る恐れもあるでしょう。そのため入社直後に新入社員研修を実施して、社会人としての意識改革を促す目的があります。
社会に出て働くことには、学生時代とはまったく異なる責任が生じます。社会人としての自覚を持ってもらうために必要な研修です。
また、置かれる環境もこれまでとは大きく変化するでしょう。スムーズに適応して業務に取り掛かってもらうためにも、研修を実施して意識改革を促すことは非常に大切です。
自社に対する理解促進
面接を受ける時点で、学生はある程度志望する企業の業務内容や企業理念などについて研究してきていることでしょう。しかし、実際に働くとなるとより深い企業理解が求められます。そのため新人研修を実施して、改めて業務内容の詳細や企業理念について、より深く教える必要があるでしょう。
特に、社内の雰囲気やルールなどは、入社前には把握しづらいものです。実際一緒に働くことになる人たちがどのような人なのかということも含め、新人研修を通して自社への理解度を高めてもらう目的もあります。
会社内の人間関係構築
会社で働くためには、上司や先輩、同僚などとの人間関係が重要です。円滑なコミュニケーションを図れるかどうかは、スムーズに業務を進めるためのみならず、自身の働きやすさにもつながります。そのため新入社員にとって、人間関係の構築は非常に重要なポイントです。研修を通して、新入社員同士がコミュニケーションをとりやすくなることも目的のひとつといえるでしょう。
先輩社員が講師となることで、新入社員同士だけではなく先輩とも関係性が構築できます。
ビジネスマナーや基本スキルの習得
どのような業種・職種であっても、基本的なビジネスマナーは必ず必要とされます。上司や先輩、同僚など社内の人以外にも、取引先や顧客など社外の人とも関わる機会があるでしょう。
そうしたときに、挨拶や身だしなみ、言葉遣いなどの基本的なビジネスマナーは業務遂行には欠かせません。学生を卒業したばかりの新卒社員は、ビジネスマナーがしっかり身に着いているとは限らないでしょう。
新人研修は、ビジネスマナーやパソコンの基本スキルなどを習得させることを目的として実施する場合もあります。
業務に必要なスキルの習得
職種によっては、業務の遂行に必要なスキルがあるでしょう。「この業種で必要なスキル」であったり、配属された部署で求められる知識であったりと、スキルを習得する必要がある場合があります。
実務を通じて現場で教わることも大切ですが、ある程度研修で学んでおけば、直接指導する現場の負担軽減にもつながるでしょう。研修で学んでから働き始めることで、新入社員であっても即戦力となる可能性もあります。
具体的な知識やスキルを習得してもらい、自社で活躍できる人材になってもらうために新人研修を実施することもあるでしょう。
新入社員研修の目的の決め方は?
新入社員研修を実施する目的について解説してきましたが、自社が実施する目的として何が適しているのか、目的の決め方に悩む場合もあるでしょう。
以下では、どのようにして研修の目的を決めればよいのか解説します。
新入社員にどのようになって欲しいか考える
まずは、研修を実施することで、新入社員にどのようになってほしいのかを考えましょう。
たとえば「ビジネスマナーを網羅してほしい」、「〇〇のスキルをこの程度習得してほしい」、「企業理念への理解度を深めてこのような考えを持ってほしい」などです。
研修を通して新入社員にどのような変化を求めるのかを明確にしましょう。
そのうえで、目指す状態に向けて何をどの程度教えればよいのか、研修期間の設定などを考えるとよいでしょう。
身に着けてほしい知識やスキルを厳選する
新入社員に求める姿が明確化したら、具体的にどのような知識やスキルを身に着けてほしいのか厳選する必要があります。
社会人経験がない新入社員に学んでもらいたいことは多く、さまざまなカリキュラムを取り入れたくなってしまうでしょう。しかし、本当に“今”必要であるかどうかを見極めて厳選しなければ、一気に詰め込もうとしても本人にとってはプレッシャーとなり逆効果になる恐れがあります。
必要な予算を見積もる
研修内容はできるだけ充実したものにして、より有意義で効果の高い新人研修を実施したいと考える企業は多いでしょう。しかし、何をするにも予算が必要なことを忘れてはなりません。
内容に見合わない予算で考えてしまったり、明らかに予算オーバーなカリキュラムを組んでしまうと、上手く効果が発揮できなかったり無駄なコストがかかる要因になります。
外部に講師や会場を依頼するのかによっても費用は大きく異なるため、研修を実施するにあたってどの程度の費用がかかるのかを事前に把握したうえで計画を立てましょう。
新入社員研修の目的を明確にする理由
何のために新入社員研修を実施するのか、目的を明確にした方がよい理由についても紹介します。
適切な研修プログラムを組める
明確な目的を持っていなければ、適切な研修プログラムが組めません。プログラムを組むにあたって、何を目的に研修をするのか?研修を通して新入社員に求めるものは?などは重要なポイントです。具体的かつ明確な目的があれば、無駄をなくしてピンポイントで必要なことだけを研修内容に盛り込めるでしょう。
目的に合わないプログラムを組んでしまうと、その分時間や費用など無駄なコストがかかってしまうリスクがあります。そうしたリスクを未然に防ぐためにも、事前に目的を明確にしておく必要があるでしょう。
新入社員のモチベーション向上につながる
研修をする際は、社員側にも研修の目的を共有します。この研修がなぜ実施されているのか、取り組む理由を説明して、新入社員も納得したうえで参加することでモチベーションの向上につながるでしょう。
新入社員が「なぜ研修を受けないといけないんだろう」と感じながらでは、研修の効果も薄れてしまいます。明確な目的や目標を提示して参加してもらうことで、モチベーションをアップさせて、必要な能力を身に着けてもらいましょう。
まとめ
新入社員に向けた研修は、学生気分を抜けさせて社会人としての意識を持ってもらうため、基本的なマナーや必要なスキルを身に着けてもらうために実施します。
自社が何を重視して研修を実施するのか、目的を明確にしてから取り組むとよいでしょう。
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