採用広報のKPI|設定のメリット・具体例・ポイントを紹介

採用広報 kpi

優秀な人材を獲得するうえで、採用広報は重要な役割を担います。採用広報とは、自社の魅力を求職者に認知させる広報活動です。採用広報を効率的に運用するためにも、KPIの設定は欠かせません。今回は、採用広報KPIについて設定するメリットや具体例を紹介します。

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採用広報でKPIを設定するメリット・理由

KPIとは、最終的な目標を達成するためにその過程で設定する中間目標を指します。KPIを要所要所に設定することで、やる事柄が明確になり、目標までの過程が可視化されます。その結果、目標達成までの進捗状況を全員が共有でき、チーム全員のモチベーション向上にもつながるでしょう。

(部署内)定量化・要素分解でPDCAを効率的に回せる

KPIを設定するためには、KGI(最終目標)を要素分解することで設定するKPIが見えてきます。

KGIを分解して見えてきた指標から、特に重要と考えられるものをKPIとして設定します。その際、KPIは定量化(数値化)が基本です。

KGIを要素分解して設定したKPIを定量化することで、PDCAを効率的に回せます。PDCAとは、次の4つを指します。

  • Plan(計画):どのくらいの目標値でいつまでに何を達成するのか
  • Do(実行):計画に沿って実行する
  • Check(評価):実行した結果を測定・評価し、改善点を洗い出す
  • Action(改善):今後どのように改善するのか対策を立てる

4つのプロセスを効率的に回して、業務がうまく回りやすくなるよう目指します。

採用市場はスピーディに変化しています。PDCAを最適化して上手く回すために、チーム全体でのすばやい情報共有が大切です。

(部署外)貢献度の可視化で稟議が得られやすくなる

採用広報の過程において、各々の貢献度は可視化が難しいといわれています。そのため、KPIを定量化して設定することで、部署外のメンバーにも貢献度が分かりやすくなります。

KPIを通して、個々の貢献度や進捗を共有でき、他部署の稟議が得られやすくなることは大きなメリットです。

採用広報におけるKPIの具体例

この章では、採用広報における具体的なKPIの例をご紹介します。

採用広報活動の流れを4つの期間に分け、それぞれに適切なKPIを設定し、効果的な採用広報活動を目指しましょう。

認知拡大期

認知拡大期には、「自社を知ってもらうこと」が最大の目的です。1人でも多くの求職者に自社を認知させるため、具体的には次のようなKPIを設定します。

  • Webサイトへのアクセス数
  • SNSのフォロワー数
  • メディア掲載数
  • 採用広報記事の流入数
  • 採用動画の再生数

この時点では、なるべく広い範囲の人材にリーチできるよう意識することが大切です。WebサイトやSNSなどを積極的に活用し、自社コンテンツの存在を広めましょう。

興味・関心期

興味・関心期には、自社に興味・関心を持つ人、自分に合う会社であると思う人の増加が目的です。

求職者の関心が高まるような発信を目標に、興味を持ったかどうかが分かる次のような指標をKPIに設定します。

  • Webサイトの平均滞在時間
  • 資料ダウンロード数
  • ブログ記事の閲覧数
  • コンテンツの配信数・閲覧数
  • SNS投稿のリーチ数

自社への興味につながるよう、コンテンツ個々の質にこだわったKPIを設定するとよいでしょう。

比較・検討期

比較・検討期は、他社と比較し自社への応募について検討する人材を増やすことが大切です。そのため、他社との差別化が最大の目的です。

この期間に設定するKPIは、次のようなものが挙げられます。

  • 採用ページへのアクセス数
  • 説明会への参加者数
  • 企業口コミサイトの閲覧数

求職者は「この会社に入社したらどのような環境で働くことになるのか?」と現実的な情報を求めています。求職者が企業の比較検討をするために必要な情報・資料を不足なく提供し、応募を促す強い力が重要です。

応募後~入社期(採用活動)

応募から内定・入社に向かうこの期間は、採用広報活動が最も多忙を極め緊張が続く期間ともいえるでしょう。応募後〜入社期のKPIを表にした一例を揚げます。

応募
↓50%
書類選考
↓50%
面接設定
↓50%
一次面接実施
↓50%
二次面接設定
↓60%
二次面接実施
↓70%
内定
↓80%
入社

この時期は、求職者応募の環境を整え、迅速で有効な選考を行い、内定承諾・入社の高率化を目的としたKPI設定が望ましいといえます。例には、シンプルなKPIを設定していますが、自社にあった詳細なKPIの設定も有効です。

特に、採用期には、内定決定後に内定者を逃さないためのKPI指標を設定しましょう。

採用広報のKPIにおけるポイント

前章ではさまざまなKPI指標をご紹介しましたが、ここではより自社に適したKPI指標を設定するポイントについてご紹介します。採用広報活動の向上に向けて、3つのポイントを理解しましょう。

採用のKGIと連動させる

KPIはKGIを達成する過程で導き出される中間目標であるため、KGIとの因果関係が見えないようなKPIの設定は避けましょう。

KGIとの連動性がないKPIは、KGI達成を目指す過程で混乱を招いたり、結果的にKGIが達成できなかったりという事態になりかねません。KPIを設定する際には、KGIと連動するか必ず確かめましょう。

また、採用におけるKPIをKGIと連動させるためにも、KGIやKPIなどの用語の意味をメンバー全員が正しく認識することが重要です。

現実性を加味して数値を設置する

KPIは実現可能な数値での設定が重要です。指標だからといって現実性のない高すぎる数値を設定し、KGIも達成できない結果になってしまうと設置した意味がありません。

最終目標であるKGIは一度決めたものを変更することは基本ありませんが、KPIは運用中に外部要因によって達成が厳しいと判明した場合、再設定することもあります。そのため、常に状況に応じた柔軟な変更を視野に入れておくことが大切です。

予実を定期的に更新する

最初にKPIを設定する際、自社の採用広報活動にとって必要と考えられるKPIはなるべく多く取り入れましょう。

その後運用しながら、必要に応じて絞り込んだり設定しなおしたりして、自社の広報にとって最適なKPIを選定します。

重要なことは、最初に設定したまま放置しないことです。自社の広報活動にそぐわないKPIの設定は、本来の目標であるKGIに貢献しないため、気づいたらその都度定期的に更新することが大切です。

まとめ

採用広報KPIは、採用広報活動における最終的な目標達成までの細かな指標です。目標達成を示すKGIと連動して設定することで、採用広報活動の質が向上します。

採用広報における具体的なKPIの例をご紹介しましたが、KPIにどの指標を設定するのかについて正解はありません。企業独自で設定したKPIをもとに、試行錯誤しながら採用広報を実施していることが現状です。

また、設定後の定期的なフォローも重要です。KPIを設定したまま放置するのではなく運用状況を管理し、不要なものや自社にそぐわないものは更新の必要があるでしょう。

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